勝ち続ける意志力/梅原大吾
2016年10冊目
梅原大吾とは?
日本人で初めて”プロゲーマー”という職種を築いたプロ格闘ゲーマー。
1998年、17歳にして世界一の称号を獲得。麻雀の実力もトップレベル。「世界でもっとも長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」としてギネスが認定。
「排水の逆転劇」と呼ばれる試合の動画再生回数は全世界で2000万回越。その勝負哲学は、ゲーム以外の世界からも賞賛を受けている。
勝ち続けるにはバランスが重要
勝ち続けるためには、勝って天狗にならず、負けてなお卑屈にならないという絶妙な精神状態を保つことで、バランスを崩さず真摯にゲームと向き合い続ける必要がある。
自分が勝てたのは自分が積み重ねてきた知識、練習量、技術の正確さ、経験といったものによるもの。それを自分で認識することが重要。
大事なのは「変化し続ける」こと
僕にとっての正しい努力。それはズバリ、変化することだ。
昨日と同じ自分でいない。そんな意識が自分を成長させてくれる。
成長というのは、とにもかくにも同じ場所にいないことで促進される。
自分を変えるとき、変化するためのコツは、「そうすることで良くなるかどうかまで考えない」ということだ。もし悪くなったとしたら、それに気づいたときにまた変えればいい
変化を続けていれば、正しいことも正しくないことも分かる。
そして、前に進むことができる。
生み出した特許よりも、新しい特許を生み出す力の方が遥かに重要なのだ。
新しいものを否定しないこと。
そして、新しいものから素直に学ぶ姿勢を忘れないこと。
一つの強みに固執し続けるのではなく、変化し続けることが重要。
正しいやりかたで努力する
自分の限界を超えた期間限定の頑張りというのは、結局は背伸びに過ぎない。
食事も満足に摂らず、睡眠時間を削るような取り組み方が長続きするはずがない。
自分を痛めつけていると、努力しているような気になる。
しかし、そんな努力からは痛みと傷以外の何も生まれてこない。
頑張り方には、いい頑張りと悪い頑張りがある。
考えることを放棄して、ただ時間と数をこなすのは努力ではない。
それはある意味、楽をしているとさえ言える。
頭を使って考えることの方が苦しいから、それを放棄してガムシャラに突き進んでいるのだ。
考える努力を放棄しない。
努力と変化が成長を生む
この世界最強のプロゲーマーが言いたいことは、
「勝ち続けるには、成長し続けるには、正しい方法で努力し、かつ変化し続けることが重要」ということ。