【vol.045】外資系投資ファンドが大暴れ。金融小説「ハゲタカ」が面白い。

2016年6,7冊目。

ボツワナで出会った外資系コンサルに勤める旅人からおすすめされた小説。

「ハゲタカ」とよばれる、外資系投資ファンドが日本の企業を買収する話。
面白すぎてグイグイ読み進めてしまった。

「企業買収とは、一種の闘いみたいなものです。孫子の兵法ではないですが、『的を知り、己を知らば、百戦殆うからず』です。
彼らの弱点、攻めどころ、さらに交渉カード、それらを知りたいという意味では、非常に有意義な面談でした。」

「プレイヤーとしての最低の義務とは、着手したゲームは、自分の手で終わらせることだと私は思っています。それが落とし前です。」

「俺は悪党じゃないさ、正義の味方だ。ただ、世間の正義と俺の正義が違うだけだ」

人の数ほど情報は漏洩する

 本物のサービスは、自分がして欲しいと思うことを、精一杯しようという姿勢からしか生まれない。

日本の問題を指摘する作品。

鷲津がくそかっこいい。