2016年8冊目。
楽しく読めなかった。
場面描写が多すぎる!!
専門的な用語や、契約に際しての具体的な数値が詳細に書かれている。
金融に関しての知識がある程度ある人向けの小説。といった印象。
しょっぱなの交渉では、決定的な対立を避け、次回の交渉に繋がる前向きな雰囲気で終わらせることが最も重要だ。
My word is my bond、私の言葉が私の保証
金があるかないかは、単に選択肢の問題にすぎない。
つまり、金を持っていれば、それだけ自分の選択肢が増える。
それが金の持つ価値だ。それ以上でもないし、それ以下でもない。
半人前の人間は相手の話を聞かずに声高に自分の主張を繰り返すが、すぐれた交渉者は、まず相手の言い分をじっくり聞くものだ。セビムの態度はまさに後者だった。