ミライの授業

この「小さな違和感」を大切にしてください。

違和感をスルーせず、自分のなかで大切に育ててください。 なぜなら、その小さな違和感こそが、未来につながる冒険の扉なのです。

 

みんなが「課題解決」ばかり考えてしまうのは、疑う力が足りないから。世間で常識とされていることを疑い、「課題発見」のできる人になりましょう。

 

まったくあたらしい課題に取り組むとき、考えても考えても答えが見つからないとき、そんなとき には、目の前にある「事実」を拾っていきましょう。たくさんの事実を積み重ねていった先 に、答えは見えてくるはずです。

 

両者の分かれ道は、「権威や常識を疑うことができるかどうか」、そして「事実をベースにしてものごとを考えられるか」にあります。

 

冒険とは 、「自分だけの仮説を証明する旅」なのです。

 

つまり仮説とは、「空白地帯」に立てることが大切なのです。

 

文明とは、ゆるやかなカーブを描くように少しずつ発展していくものではない。 それまでの常識(パラダイムA)が、あたらしい常識(パラダイムB)に打倒されたとき、時代は次のステージに突入する。

さらにパラダイムBが、もっとあたらしいパラダイムCに打倒されたとき、時代はもう一段 ステージに突入する。

そして古いパラダイムが、あたらしいパラダイムに移り変わる (パラダイム・シフト)ためには「世代交代」が必要である。古い世代の人たちに世界を変える力はない。世界を変えるの は、いつも「新人」なのだ。

 

ジョアン自身も「新人」でしたが、最初の読者も「新人」でした。

世界を席巻したハリー・ポッターの物語は、「新人」たちによって生まれたのです。

 

賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?

 

現実の壁にぶつかることもあるだろう。逆風にさらされ、くじけそうになることもあるだろ 世間に流され、「常識」に染まりそうになることもあるだろう。そしてあるとき、夢をあきらめ 、つまらない大人になりはじめた自分に気づくこともあるかもしれない。

そんなときはぜひ、もう一度この本を手に取ってほしい。

幾多の困難を乗り越えた変革者に触れ、未来をつくった人々に触れてほしい。

そうすればきっと、今日の気持ちを思い出し、14歳だった自分を思い出すはずだ。可能性に満ちあふれていた自分を思い出すはずだ。