12年間で1200冊読んだ中で最も好きな本100冊

オッス!オラAKIO!
20歳〜32歳の12年間で、毎年100冊以上本を読んできた。
そこで、今まで読んだ1200冊の中で「この本はマジで好き」という本を、100冊選んだ。

僕が読んだ年ごとにまとめている。
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目次

2024年】12冊

なめらかな社会とその敵

私たちは、まず生命を語り,その延長線上の存在として人間と社会制度について語らねばならない。
社会システムは生命システムにおける一現象に他ならない。

生命が結局のとこる自己維持するネットワークにすぎないといっており、無限退行の問題を,生命は自分自身を維持するシステム以上でも以下でもないという自己言及性によって、目的と手段が一致してそれ以上遡れないところを明らかにする。これによって、自分が生きていることの意味が、生きていることの外部に別にあるのではないかという蒙味な探求の旅から抜け出ることができるようになる。こうして、生きていること自体が無根拠であり無意味であることを知り、かといってニヒリズムに陥らず。生きていることそのものに意味があり謳歌してもよいのだということを教えてくれる。

あらゆるものを私有(private ownership)と公有(public domain あるいは commons) に振り分けるのではなく、人々がゆるやかに共有(share)する文化が育まれる。むしろ,私有や公有は、共有の特殊なかたちとして残ることだろう。

ある財が今ここにあるまでの来歴と貢献の歴史を知覚することは、財の所有観に影響を与えることだろう。私有でも公有でもないゆるやかな共有の感覚といってもいいかもしれない。財の価値は、他者との取引ネットワークにおけるフローの中から生まれてくるものであり、もともと共有されているものが一時的に私の下にあるという感覚である。PICSY という仕組みは、ひとりひとりが自分株を発行して、その自分の金庫株で取引をしているのと同様である。自分の所有関係は自分が誰に依存していまここに生きているかという情報であり、自分が誰を部分的に養っているかという情報でもある。さらにいえば,自分という存在の価値もまた,たくさんの人々の貢献によって今ここに成り立っている共有物であるという感覚が育まれるだろう。自分という存在が世界の中で同心円上に広がっているという感覚こそ,近代社会を超える新しい世界観なのではないだろうか。

すなわち、人類以外の生物も含めて、資源の貨幣的交換や集合的意思決定を行うことはできないのだろうか。イルカの研究で著名なジョン・リリー(神経科学)は、クジラやイルカに国連の議席を与えるべきだと主張した。これは決して笑い飛ばすような論点ではない。人類が生態系の一部である以上,他の生物の存在を含めなければ、なめらかな社会システムは未完なままである。拡張現実の技術は、現在のところ人間のために使われているが、今後は魚や草花のための拡張現実ができるようになるだろう。情報技術によって人間同士のコミュニケーションのプロトコルが増えたのと同様に,異なる種の間でのコミュニケーションが多様化するのは必然である。人間が虫や鳥や木ともっと交流できるとしたらどれだけすばらしいことだろう。こうした技術の延長線上に、生態系全体としての集合的意思決定や資源配分問題を解決する社会システムを構想することができるはずだ。近代以降、人間は他の動植物の頂点に立つ非対称な存在として世界をとらえていた。だが、人間中心主義の時代は終わりを告げようとしている。なめらかな社会が生態系にまで広がり、より対称性のある社会が可能になるかもしれない。

三体I / 三体Ⅱ / 三体Ⅲ

強烈すぎて頭がグラグラ。
ミクロの極地からマクロの極地まで。
史上最大のスケール感が最高。THE世界観。

サバイバル家族

映画「WILL」の中で初めて見て、「なんだこの人は、このオーラは、、只者じゃないな、、!!」と衝撃を受けて知ったのが著者の服部文祥氏。標高8611m世界第2の高峰K2に登頂している、ガチもんの登山家。

その思想や、行動の背景にある思考は共感するところが多く、本書を読んでも男の僕は「いや〜めっちゃ分かる」と度々共感してしまう。烏滸がましいが自分と似ていると感じる。今後どう生きるかの参考にさせてもらっている。

新百姓宣言

なぜ人類は
いまだに
毎日を遊んで
暮らすことが
できないのか?

雑誌の「新百姓」もバチバチに面白いので超おすすめ。

雑誌はまだ0号と1号しか刊行されていないが、o号のタイトルが「問う」、1号のタイトルが「水を飲む」とカッコ良すぎる。
888部限定で発行された0号は既に完売しており、メルカリで2万円で売られている。

遊びが学びに欠かせないわけ

子を持つ親は必読。

スマホ脳

他の動物と同じく、私たち人間は環境に適応するよう進化してきた。ということは、その特質を細やかに形作ってきた環境を見てみれば、人間をより理解できるのではないだろうか。過去の世代の圧倒的多数、つまり1万個の点のうちの9500個分の人たちは、狩猟採集民として生きてきた。

  • 当時は、50~150人程度の集団で暮らしていた。今では、地球の人口の多くが都市に暮らしている。
  • 当時は常に移動し、住居も簡素だった。今は同じ場所に何年、何十年と住む。
  • 当時は生涯出会う人間の数は200人、多くて千人程度。出会う相手はだいたい自分と同じような外見だった。今は生きている間に、世界中の数百万人に出会う。
  • 当時、全人口の半数は10歳を迎えずに亡くなった。今は10歳前に亡くなるのはほんの数%だ。
  • 当時の平均寿命は30歳足らずだった。今の(世界の)平均寿命は、女性が75歳、男性が70歳だ。
  • 当時の一般的な死因は飢餓、干ばつ、伝染病、出血多量、そして誰かに殺されることだった。今の最も一般的な死因は、心臓血管疾患と癌だ。
  • 当時の人口の10~15%は、他の人間に殺された。今は殺人、戦争、内戦など、他の人間に起因する死は死亡者全体の1%にも満たない。
  • 当時は、生き延びるためには注意散漫で、周囲の危険を常に確認していなければいけなかった。
  • 今では、注意散漫にならないのがよいとされている。昔のような危険はもうないのだから。
  • 当時は積極的に身体を動かして食べ物を探さなければ、飢死する可能性があった。今では食料を手に入れるために一歩も動く必要はない。注文すれば、玄関に届く。

できるだけ長い時間その人の注目を引いておくにはどうすればいい?人間の心理の弱いところを突けばいいんだ。ちょっとばかりドーパミンを注射してあげるんだよ。
ーショーン・パーカー(フェイスブック社元CEO)

目につくところになくても、スマホがどこにあるのかは把握しているだろう。そうでなければ、この一文にも集中できていないはずだ。朝起きてまずやるのは、スマホに手を伸ばすこと。1日の最後にやるのはスマホをベッド脇のテーブルに置くこと。私たちは1日に2600回以上スマホを触り、平均して10分に一度スマホを手に取っている。

どう生きるか?を改めて考えることができる。
ビジネスにも使える。

こどもを野に放て!

YAMAP創業者の春山慶彦氏が書いた本。
思想がとても好き。

プロジェクト・ヘイルメアリー(上)(下)

抽象度がグンと上がる。見える世界が広がる。SF大好き。

社員をサーフィンに行かせよう

今更ながら読んだPatagonia創業者が書いた本。
資本主義における生き方や、会社経営のヒントが得られる。

資本主義の中心で、資本主義を変える

資本主義 = 所有の自由 × 自由経済
→結果的に競争が促される

このように、資本主義の根本原理(「所有の自由」×「自由経済」)の使い方によって、いろいろな形の資本主義があることがわかる。どちらにしても資本主義の根本原理は競争の増幅装置のようなものであり、そこにはなんの思想も存在していない。しかし、いつの間にか思想が備わってしまったという側面がある。  それが、①成長の目的化、②会社の神聖化、③時間軸の短期化だ

私の考え方は日本では過激だとみなされるだろう。日本の奇跡的な戦後復興が、会社と従業員の間の強い絆があったからこそ成しえたという見方には、私も完全に同意だ。しかし、現状をしっかり見つめ直してみてほしい。経済の成長ステージを過ぎて人口が減っていく日本において産業を活性化させていくためには、適切な新陳代謝が必要であることは論をまたない。あえて厳しい言い方をすると、「存在意義を失った会社は、どんどんつぶれるべき」なのだ。  たとえば、伊勢神宮には式年遷宮という習慣がある。20年に1度すべての建物を壊し、別の場所に新しい建物を作り変える。この儀式の背景には、神の勢いを瑞々しく保つ「常若の思想」があるそうだ。元来我々日本人は、そのような新陳代謝の発想を持っている国民であり、戦後復興の過程において会社の存続を絶対視する方が「一時的」なのかもしれない。しかしその期間が数十年にもおよぶと「常識」と化してしまう。

観賞用や食用の魚を長距離輸送する際に、ストレスで魚が死んでしまうことがあるそうだ。しかし、水槽の中に何か1つだけ入れると魚が死ななくなるらしいのだが、それが何かおわかりになるだろうか?  答えは酸素でも餌でもなく、「ピラニア」だ。ピラニアを水槽に入れることで、ピラニアに食べられてしまいたくないという魚の生存本能が掻き立てられ、ストレスのことなんか吹き飛んでしまうのだそうだ(実際は魚がピラニアに食べられてしまわないように、水槽に仕切りを入れるらしい)。

欲望の見つけ方

ジラールは、私たちが多くのものを欲するとき、それは生物学的な誘因や純粋な理性によるものでもなければ、幻想に惑わされた自分自身の命令によるものでもなく、真似によるものであることを発見した。

ジラールが「欲望(desire)」という言葉を使うとき、それは食欲や性欲、身の安全を求める気持ちではない。それらは「欲求(needs)」と呼んだほうがいいだろう。生物学的な欲求に真似は関係ない。砂漠で喉が渇いて死にそうなとき、誰かに水が欲しいところを見せてもらう必要はない。

しかし、生き物として基本的な欲求が満たされたあと、私たちは人類の欲望の世界に足を踏みいれる。そして、欲しいものを知ることは、必要なものを知ることよりもずっと難しい。

内にある生物学的シグナルの代わりに、私たちには選択を動機づける別のシグナルが外にある。モデルだ。モデルは欲望に値するものを示してくれる人やモノである。私たちの欲望を形づくるのは、「客観的な」分析でも中枢神経系でもなく、モデルなのだ。こうしたモデルをもとに、人々はこっそり精巧に真似る。ジラールはこれを、ギリシャ語で真似るという意味のmimesthaiを語源とするmimesis (ミメーシス)という言葉で表現した。

モデルは重力の中心であり、それを軸に社会生活は回っている。今これを理解することの重要性が、かつてないほどに高まっている。

人類が進化するにつれて、生存に関心を持つ時間が減り、ものを求める時間が増えた。つまり、欲求の世界で過ごす時間が減り、欲望の世界で過ごす時間が増えたのである。

模倣の欲望は人々を物事に向かわせる。「この引き寄せ・・・・・・この動きが・・・・・・模倣である。心理学における物理学にとっての重力である」とジラールを研究するジェームズ・アリソンは述べる。重力は人間を物理的に地面まで引き寄せる。模倣の欲望は、人間を愛、借金、友情、共同事業といったものに引き寄せたり、そこから離したりする。あるいは、単なる環境の産物という奴隷におとしめているのかもしれない。

ティールには、フェイスブックがマイスペースやソーシャルネット(ホフマンがはじめて起業した会社)の二番煎じではないことがはっきりと見て取れた。フェイスブックはアイデンティティ、つまり欲望を中心に構築されていた。ほかの人が何を持っていて、何を欲しているか把握できる。モデルを見つけ、追いかけ、自分との違いを認識するプラットフォームである。

欲望のモデルによって、フェイスブックは強力なドラッグとなっている。フェイスブックが生まれるまえ、人々のモデルは小さな集団のなかにいた。友人、家族、職場、雑誌、そしておそらくはテレビのなかに。フェイスブックができた今、世界中の誰もがモデルになる可能性がある。

フェイスブックにはあらゆる種類のモデルがいるわけではない(フォローするのは映画スターでもプロスポーツ選手でも有名人でもない人のほうが多いだろう)。そこにあふれているのは、社会的に見て自分の世界の側にいるモデルである。彼らとは距離が近いので自分と比較できる。彼らはもっとも影響力のあるモデルで、数えきれないほど存在する。

ティールはすぐにフェイスブックの可能性に気づき、外部からはじめて投資することになった。

「私は模倣に賭けた」。ティールは私にそう語る。五〇万ドルの投資は最終的に一〇億ドルとなった。

この実験の赤ちゃんたちはまだしゃべれなかった。他者の欲望を理解し、言葉で表現できるようになるまえに、その欲望を追いかけたことになる。他者がなぜ欲しがるのかはわからないし、気にしてもいない。ただ単にその人が欲しがっていることに気づいたのである。

欲望は人間にもともと備わっている。なぜそれを欲しいのか説明ができるようになるずっとまえに、それを欲しがりはじめる。動機づけについて語るサイモン・シネックは、組織も人も「WHYから始めよ」と言っている(著書のタイトルにもなっている)。何よりもまず先に理由を特定し、伝えるべきだというのだ。しかし、欲しいものが何であれ、ほとんど場合、それはあとづけにすぎない。欲望からはじめるほうがいい。

バーネイズは自発的だと錯覚させた。欲望とはそういうものだと人々が思っているからだ。モデルは隠されているときにもっとも威力を発揮する。もし誰かに夢中になってもらいたいものがあれば、その欲望は自分自身のものだと信じさせる必要がある。

スキル1重力の中心を動かす

超越したリーダーは、自分の欲望を全面的に主張することはない。自分の欲望を重力の中心に置いて、それ以外のものを回転させるようなことはしない。そうではなく、重力の中心を自分から離して超越した目標に向け、自分はみんなと肩を並べて立つようにする。

コンピューターが大量のデータを緻密に調べることができる時代には、市場調査が勝利する。それをうまくやれる人たちが有利となる。ここに問題がある。私が知っている起業家で、進んでコンピューターの指示に従う者はいない。もちろん、起業家はデータを読めなければならないし、ほかの人が見過ごすところに気づくべきだ。しかし、起業の機敏な世界ではデータを超越したところに注意が向けられる。起業家でいることの喜びの一つは、先頭に立って導けることだ。欲望を新しい場所に連れていくのである。

ビジネス書の中で一番好き。というか役に立つ。
人がどう動くかが解説されている。

芸術起業論

「それは、ないだろう!」
そういうあからさまなことをやり、周囲から嫌われていくけど、嫌われる張本人にすれば「身も蓋もないことをやったもの勝ち」だということは、もう、はっきりとわかってやっているのです。
身も蓋もないものにはお客さんが乗れる雰囲気があるのです。

熱量のある雰囲気がなければお客さんはつかないというのは、自明の理なのです。

楽に麻痺した現代人の感性を揺さぶる一発を打ちこむにはよほどの能力が要ります。

「この快感は、どこで仕入れているんだろ?ここにしかないよ!」
そういう一撃を食らわせるのが芸術なのですが、これはなかなか難しいことです。

大天才でもなければ、それは集団で作りあげるしかないんです。

ぼくは日本では成功しませんでした。
アメリカで受けいれられた後に、はじめて、日本での評価も伴ってゆきました。

アメリカでの成功の秘訣は明確です。
人のやらないことをやること。

ちなみに、ぼくの欲望ははっきりしています。それは「生きていることが実感できない」をなんとかしたい、なのです。

強い欲望に根ざした活動がなければ世界に通用する強い価値など生むことができないのです。

ジョージ・ルーカスは、未来につながる方法で、映画を作っています。

マネジメントをしっかりする。
手仕事は徹底した分業とする。

好き嫌いの判断だけを言えるような位置に自分をおいておく。これは直感を温存できるいい方法です。

この方法は見方によっては、「手仕事だけをするアシスタントはルーカスの奴隷じゃん!」と思えるかもしれませんが、手仕事に汲々としないからこそ、ルーカスは「かっこいい」「かっこわるい」と自由に純粋に好きなことだけを言えるのです。

これは現代における商品作りの可能性を高めるやり方の鉄則です。

2023年】23冊

人体六〇〇万年史──科学が明かす進化・健康・疾病(上)(下) 

 

天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ

「より具体的に言うと、天才は「世界を良くするという意味で、創造的か』で評価をとる。
一方で、凡人は『その人や考えに、共感できるか」で評価をとる。
つまり、天才と凡人は『軸』が根本的に異なるんや」「だから永遠に話が合わない・・・・・・と」

「んだ。特に天才にとっては、誰かが作ったレールの上で生きていく、そんなのは朝飯前すぎて面白くない。だから、天才は新しいレールを自ら敷いて、新しい価値を作りにいく。それは壮大な『飽きとの戦い』や」

「あのな、大人はな、「飽きる』ことに対して、たくさんの対抗策を持っている。遊び、趣味、金、恋愛とかな。でもな、ちゃうんや、天才が求めているのはそんなんちゃう。これまでの世界に飽きているし、そこに『改善できる余白』しか見えない。だから、指摘するし、作るんや。彼らが求めるのは、常に飽きを満たしてくれるような、心が燃えたぎるような「余白』なんや」

1.主語を、人メインで語る人。凡人に多い。

2.主語を、組織やルールなどの、善悪で語る人。秀才に多い。

3主語を、世界や真理など、超越した何かで語る人。天才に多い。

「面白いのはな、天才ってのは大体、物理の世界となんらかの関係を持つことがホンマに多いんや。

正確に言うと、自然社会の世界やな。宇宙とかわかりやすいな。イーロン・マスク、アインシュタイン、ホーキングとかな。宇宙関係多いやろ」

「たしかに…・うちの社長も「宇宙』について語っていました」

「ええか、これは実は必然なんや。なんでかというと、自然社会とは天才の好奇心を満たせる唯一に近い存在やからや。『情報の総量』が圧倒的に多い。謎が多い。変数が多い。天才にとってすべての活力は好奇心、探究心や。その矛先として「自然』は常に最高のフィールドや。変数が多く、世界を構成する謎が一番多いからな」

「好奇心を刺激する自然界ですか・・・・・・」

「天才は、共感の神によって支えられ、創作活動ができる。そして、天才が生み出したものは、エリートスーパーマンと秀才によって『再現性』をもたらされ、最強の実行者を通じて、人々に『共感』されていく。こうやって世界は進んでいく。これが人間力学から見た『世界が進化するメカニズム』なんや」

超納得。

生の短さについて 2

われわれは、短い人生を授かったのではない。われわれが、人生を短くしているのだ。われわれは、人生に不足などしていない。われわれが人生を浪費しているのだ。

われわれに与えられたこの時間はあまりの速さで過ぎてゆくため、ようやく生きようかと思った頃には、人生が終わってしまうのが常である。

先人の知恵が詰まった「本」は実にありがたい。としみじみ実感。
読みやすく自分ごとしやすいので、おすすめ。

孟子

仁者無敵

憶測の心は、仁の端(はじめ)なり。
羞悪の心は、義の端なり。
辞譲の心は、礼の端なり。
是非の心は、智の端なり。
凡そ我に四端有る者、皆拡(おしひろ)めて之を充(大)にすることを知らば、[則ち]火の始めて 燃え、泉の始めて達するが若くならん。
苟(いやしく)も能く之を充にせば、以て四海を保んずるに足らん

イーロン・マスク (上)(下)

もうひとつ、気づいてしまったこともあった。 自分はビデオゲー ムが死ぬほど好きだし、それを作って稼げるだけのスキルもある。だが、 人生としてそれがベストではない、だ。 「もっとインパクトの大きい仕事がしたいと思いました」

「宇宙に出ていく以上に壮大な冒険はちょっと思いつきません。 火星に基地を作るのはものすご く難しいでしょうし、おそらくは途中で死ぬ人だって出てしまうでしょう。 米国に移民してきた 時代と同じように、です。 それでも、火星に行くと想像しただけで元気になれますし、いま、 世界はそういうことを必要としているのです」 課題を解決していくだけの人生などつまらない。 彼はそう感じていた。大いなる夢を追うことも必要だと。

「それがあればこそ、朝起きられるというものです」 ほかの惑星まで旅をする。それは人類の歴史にとって大きな一歩になるはずだ。

「ほんとうに画期的な出来事など、これまでほんのいくつかしかありません。 単細胞生物の誕生、多細胞生物の誕生、植物と動物の分岐、海から地上への進出、哺乳類意識の誕生くらいでしょうか。 そのくらいのスケールで次のステップとなれば、これはもうひとつしかないでしょう。 複数惑星に命を広げる、ですよ」

自分の努力を新時代を切り拓くほど重要なものだと考えてしまうあたり、すごいとも言えるし、 ちょっと心配だとも言える。 そのあたりをマックス・レプチンがうまく言い表している。
「自分のビジョンを天からの負託だとまわりに思わせられるのが、 イーロンのすごいところなんです」

・採用では心構えを重視すべし。 スキルは教えられる。 性根をたたき直すには脳移植が必要だ。
・気が狂いそうな切迫感をもって仕事をしろ。
・規則と言えるのは物理法則に規定されるものだけだ。それ以外はすべて勧告である。

狂っているからデカいことができるんだと、学ぶことができた。

イーロンマスクを知ってから、「人類を火星に移住させる」なんてどうやったら思いつくんだよチクショー!と思っていたが、最近自分もSF小説を読み始めてから、大量にSF小説を読んでいれば、星間移動を思いつくのは当たり前だと分かった。

イーロンマスクもそうだが、物理を学ぶことはスケール大きく、抽象度高く生きる上で必須だ。

物語思考 「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計

でも「物語思考」だと、チャレンジや失敗をしないほうがリスクになります。なぜなら、何も起きない人生は物語としてぜんぜんおもしろくないからです。主人公が今いる街から出ようとしなかったら何の冒険も始まりません。仲間も増えないし、ただのつまらない日常が流れていくだけになります。

人間は基本的に、無駄な努力を極力避けようとする傾向にあります。さらに、最近だとコスパを重視するせいか、ひたすら無駄になることをやりたくないと思っている人が多くいますが、そうやって悩んでいるうちに、何も行動をしないことになってしまい、日々無駄に過ごしてしまったりすると、偶然回収される伏線すらない、という状態になってしまいます。

「悩んで何も行動していない」というのは、体感としては何も失っていないように感じるかもしれませんが、それ自体がかなり激しめの、リスクが高い行動だったりします。

小説や漫画などの物語では、「主人公がいろいろな挑戦をして、失敗したり成功したりしながら、成長していく」のが王道です。

それと同じように「物語的に自分の人生を客観視してみて、読者目線でおもしろいと思えるように生きていく」というやり方がおすすめです。

どうしてこれが大事かというと、基本的に人間はほとんど挑戦しないんです。守りに入る生き物なんですね。

新しいことに挑戦するのは誰だって怖いです。リスクがあったらなおさらです。なので、みんな、いろいろ自分に言い訳をして、挑戦しないわけです。

それを乗り越えるためには、自分を客観視して「物語だったらどうなると盛り上がるか?」と考えるのが有効です。そうすると、人生で挑戦する回数が増えて、チャンスが増えていきます。

想像してもらうとわかると思うんですが、山登りで大事なことは「山登りが楽しいか」のほうであり、山のゴールはそこまで重要ではないんです。特に人生においては「ゴールには到達したけど、そこまでの道のりは最悪でした」となってしまっては、本末転倒です。人生では幸せなほうが重要であり、ゴールはそこまで大事ではありません。

ぼくは、「物語は転がっていればおもしろい」という考えを持つことをおすすめしています。どこに到達したか、どのゴールを目指しているかよりも、「プロセスが充実しているほうがいいよね」という考えです。

①自分を制限している頭の枷を取る
②なりたいキャラクター像を設定する
③そのキャラを実際に動かす
④そのキャラが活きる環境を作る
⑤そのキャラで「物語を転がす」

①20代で1000冊くらい本を読み、大量のイケてるキャラに触れた
②イケてるキャラ像が自分の中にぼんやりとできた
③そのキャラを「模倣したい」という欲望が発生した(自分を引っ張る「重力場」≒「コンフォートゾーン」が形成された)上記の形で自分は「物語思考」を実践してきたという自覚がある。

けんすうさんが天才すぎる。言語化がすごい。悩める20代に超絶おすすめ。

「どう生きると、自分の人生という物語が面白くなるか?」
「次に何をすると、自分の人生という物語が面白くなるか?」
自分も再度実践してみよう。

代表的日本人 (岩波文庫)

文明とは正義のひろく行われることである、豪壮な邸宅、衣服の華美、外観の壮麗ではない。

「機会には二種ある。求めずに訪れる機会と我々の作る機会とである。世間でふつうにいう機会は前者である。しかし真の機会は、時勢に応じ理にかなって我々の行動するときに訪れるものである。大事なときには、機会は我々が作り出さなければならない」

「どんなに方法や制度のことを論じようとも、それを動かす人がいなければ駄目である。まず人物、次が手段のはたらきである。 人物こそ第一の宝であり、我々はみな人物になるよう心がけなくてはならない」

まさに一人のサムライの子として、私にふさわしい精神は自尊と独立であり、狡猾な駆け引き、表裏のある不誠実は憎悪すべきものであります。 -内村鑑三

ソクラテスの弁明・クリトン(プラトン) (岩波文庫)

でき得る限り多量の蓄財や、また名誉や栄誉のことのみを念じて、かえって、智見や真理やまた自分の霊魂を出来得るかぎり善くすることなどについては、少しも気にもかけず、心を用いもせぬことを、君は恥辱とは思わないのか。

 僕は、今が始めてではなく常々も、熟考の結果最善 と思われるような主義以外には内心のどんな声にも従わないことにしているのだから。

一番大切なことは単に生きることそのことではなくて、善く生きることであるというわれわれの主張には今でも変りがないかどうかを。

また善く生きることと美しく生きることと正しく生きることとは同じだということ、これにも変わりはないか、それともあるのか。

ゴルギアス (岩波文庫)

わかったかね、君、無秩序とも放埒とも言ってはいないのだよ。 ところが君は、賢い人だというのに、 そういったことにはどうも注意を払っていないように思われる。 いな、君は、幾何学的 な平等が、 神々の間でも、人間たちの間でも、大いなる力をもっていることに気がついていないのだ。それどころか君は、なにがなんでも余計に持つことに努めなければならないと考えている。これもつまりは君が、 幾何学の勉強をおろそかにしているからなのだ。

いつの場合でもぼくのする話は、人びとのご機嫌をとることを目的にしているのではなく、最善のことを目的にしているのだから。

ひとは不正を受けることよりも、むしろ不正を行なうことのほうを警戒しなければならない。また、ひとは何よりもまず、公私いずれにおいても、善い人と思われるのではなく、実際に善い人であるように心がけなければならない。

ネット興亡記: 敗れざる者たち

「時代の流れに合わせて自己進化させる組織をどう作ればいいのか。300年間拡大して繁栄する組織をどう作ればいいのか、僕は1歳の頃からずっと考え続けてきた。もちろん、 300年も続くテクノロジーやビジネスモデルなど存在しない。 だから融通無碍に形を変え続ける組織でなければならない。創業者として一番重要なのはそのDNAを作ることなんだ。

つまり、時代の変遷に合わせて「群れ」の形を変え続ける企業グループを作ろうという考えだ。そのために必要なのが投資だというのだ。ただ、通常の企業戦略と異なるのは、いずれ投資先の企業が時代遅れになることも見据えておく必要があるため、基本的には50%以上の買収などはしない。

センス・オブ・ワンダー

人生生涯小僧のこころ

基準が上がる。
とんでもない体験を共有してくれてありがとうございます。

塩沼さんの千日回峰行に比べれば、日頃の苦しみなど屁でもない。

論語 (ちくま文庫)

博く学びて篤く志し、切に問いて近く思う。 仁其の中に在り

読み直さねば。

決定版 V字回復の経営

・「好きか嫌いか」感情的反応は不要。「正しいか正しくないか」論理的反応が必要。リーダー人材にはこれが必須。
・人は厳しく損益責任を問われない限り、経営者として育つことはない。
・現場が追いつかない状況が正しい。成長している証拠。意図的にカオスをつくり続ける。
・20代をどう生きるべきか?一番キツイ環境で、死ぬほど働くのが正解。
・三枝さんの20代の生き方にくらった。

20代ビジネスマンに超絶おすすめ。
スーパーハードな状況に飛び込むのが最善策。

戦略プロフェッショナル

正しい判断は、最初の3秒で決まる

「この人は本物だ」と感じて、ラジオも全部聞いた。
どうしたらこんな人間が誕生するのかというほどに、とにかく良い。

20代ビジネスマン必読。

GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス

この本を読んでベアフットシューズを買った。
そして公園では、息子と共に裸足で走りまくっている。

白洲次郎 占領を背負った男(上)(下) 

サッカー元日本代表の長谷部誠氏と本田圭佑氏が読んでいたことから知った。

日本という国をもっと知ることができる。日本人として生きる自覚。
「もし戦争に買っていれば?」と考えたりもした。

本田宗一郎夢を力に

暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

<読後メモ>
・現在の資本主義社会では、供給が需要を操作しており、大多数の人間が消費させられている。模倣のモデルをマーケティングにより浴びせられ、そのモデルの模倣に必死になっているとも言える。模倣し続け消費し続ける。いわば暇が搾取されている。

・人類の肉体的/心理的/社会的能力や行動様式は遊動生活に適するようデザインされている。

・599万年続いた遊動生活の時は退屈することがなかった。狩り/水場/寝る場所/外敵など新しい環境に適応するために、五感を研ぎ澄ましその能力をフルに使わざるを得なかったから。

・気候変動によって1万年前から定住せざるを得なくなった。すると能力を持て余した。生きるのが余裕になった。

・能力があるのにそれを活かす場面が無い。いわば「能力の過剰」。退屈すぎる。だから土器に装飾を施したりした。それをやりまくった結果が今の文明。

・現代の生活は人間には余裕すぎる(能力の過剰)ので退屈になる。だから自ら興奮を、負荷を苦しみを求める。

・思考を強制される環境をつくることは、退屈でなくなるための助けになる。

好きな本ランキングTOP10に間違いなく入る本。

日本MAセンター創業者分林保弘の「仕組み経営」で勝つ!

分林が学生時代に能楽でアメリカ縦断旅行を決断し、それを決行したときには、 この気持ちが分林の中でさらに大きく醸成されることになった。「何とでもなる。死ななかったら大丈夫だ」。「人間、メシさえ喰っていれば生きられるだから大丈夫だ」。

太平洋の大海原。 その広く果てしない航路を船がゆったりと航行していく。行けどもゆけどもそこには海しかない。 気が遠くなる広さだ。世界の広さを分林は肌身で実感した。 それと同時に急に心に余裕ができた気がした。 精神的に強くなった、というのか、開き直りの境地に似ていた。悔いのない人生を送るにはどうしたらいいか

それからというもの、とにかく半年間はがむしゃらに仕事をした。夜12時前に事務所を出たことはないほどだった。

朝9時にはセールスのために事務所を飛び出して、 夜6時頃に帰社するまでとにかくセールス先の会社を回った。 帰社してからは夜12時前までずっと提案書の作成をこなした。それを約半年間続けたら、その年度末には再び200%のセールスを達成することができた。 このときの体験は今でも大きな糧になったと感じている。

やはりビジネスの世界にいる人は、一度は肉体的・精神的な限界にまで挑戦してみることが大事。そういう体験を通じて、ビジネスマンとして大きく成長することができるし、また人間的にも強くなれると思うからだ。こうした経験をしている人としていない人では、仕事上の実力には非常に大きな差ができると考えている。

従って企業は、顧客から「リピート」がないような商売はするべきではない、と分林は社員に言っている。

旅をして抽象度高く世界を捉え、自分を捉え、スーパーハードに働く。やはりそうだよなと実感。

生物はなぜ死ぬのか

宇宙は138億年ほど前に「ビッグバン」と呼ばれる大爆発から始まったと考えられています。その根拠の一つは、1929年にアメリカの天文学者エドウィン・ハッブルが発見した宇宙の膨張です

宇宙には無数の銀河がありますが、ハップルが詳しく観測すると、 宇宙のあらゆる方向で銀河が地球から遠ざかる動きをしていることがわかりました。 この現象を説明するには、「宇宙が膨張している」と考えるほかありません。 そして、宇宙が膨張する過程を遡ると、138億年前に宇宙は小指の先ほどの大きさに集約されるというのです。その小さ塊が大爆発して宇宙を形成し、現在もなお、膨張し続けているわけです。

生命が地球に誕生する確率を表すのに、こんなたとえがあります。「25メートルプールにバラバラに分解した腕時計の部品を沈め、 ぐるぐるかき混ぜていたら自然に腕時計が完成し、しかも動き出す確率に等しい」―そのくらい低い確率ですが、ゼロではなかったのです。 化学反応が頻発する可能性に満ちた原始の地球で、何億年という長い時間をかけて、低い確率、というか偶然というか奇跡が積み重なりました。 そして何よりも、生産性と保存性の高いものが生き残る 「正のスパイラル」が、限られた空間で常に起こり続けることで、偶然が必然となり、 生命が誕生したのです。

ではなぜ、ヒトは桜に惹かれ、それを好み、美しいと感じるのでしょうか? 生物学的 には、次のような説明が可能かもしれません。 それは「変化」です。ばっと咲いてすぐに散る。 満開の桜の花は「新鮮」の極みであり、生命の力強さに溢れています。 桜以外でも同じことが言えると思いますが、ヒトは本能的に新しく生まれたものや変化にまず惹かれるのです。

地球はまさにこの新鮮さに満ちています。全てが常に生まれ変わり、入れ替わっています。 先ほど挙げた「作っては分解して作り変えるリサイクル」というお話を思い出してください。このことを「ターンオーバー (turn over / 生まれ変わり)」と言うことにしましょう。これが、本書の重要なポイントの1つ目となります。ターンオーバーとそが奇跡の地球の最大の魅力です。

そしてその生まれ変わりを支えているのは、新しく生まれることとともに、綺麗に散ることです。この「散る 死ぬ」ということが、新しい生命を育み地球の美しさを支えているのです。

一方「選択」は、もちろん有性生殖の結果生み出される多様な子孫に対して起こります が、実は子孫だけではなく、その選択される対象に、それらを生み出した「親」も含まれているのです。つまり親は、死ぬという選択によってより一族の変化を加速するというわけです。

当然ですが、子供のほうが親よりも多様性に満ちており、生物界においてはより価値がある、つまり生き残る可能性が高い 「優秀な存在なのです。言い換えれば、親は死んで子供が生き残ったほうが、種を維持する戦略として正しく、生物はそのような多様性重視のコンセプトで生き抜いてきたのです。

生き物にとって死とは、進化、つまり「変化」と「選択」を実現するためにあります。 「死ぬ」ことで生物は誕生し、進化し、生き残ってくることができたのです。

化学反応で何かの物質ができたとします。 そこで反応が止まったら、単なる塊です。 それが壊れてまた同じようなものを作り、さらに同じことを何度も繰り返すことで多様さが生まれていきます。やがて自ら複製が可能な塊ができるようになり、その中でより効率良く複製できるものが主流となり、その延長線上に「生物」がいるのです。 生き物が生まれるのは偶然ですが、死ぬのは必然なのです。壊れないと次ができません。 これはまさに本書で繰り返してきた「ターンオーバー」そのものです。 つまり、 死は生命の連続性を維持する原動力なのです。 本書で考えてきた 「生物はなぜ死ぬのか」という問いの答えは、ここにあります。

「死」は絶対的な悪の存在ではなく、全生物にとって必要なものです。 第1章から見てきた通り、生物はミラクルが重なってこの地球に誕生し、多様化し、絶滅を繰り返して選択され、進化を遂げてきました。その流れの中でこの世に偶然にして生まれてきた私たちは、その奇跡的な命を次の世代へと繋ぐために死ぬのです。命のたすきを次に委ねて「利他的に死ぬ」というわけです。

2022年】11冊

ビジネスの未来

超良い。未来を見据えるために、山口さんのnoteは常にチェックしている。

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」

会社という迷宮

力強い。
会社が少し成長してきた経営者の方におすすめ。

非常識な成功法則

20代ビジネスマン必読。
神田昌典氏、ちょっと怪しく見えるが本質を描いている。

限りある時間の使い方

ところが今を犠牲にしつづけると、僕たちは大事なものを失ってしまう。

今を生きることができなくなり、未来のことしか考えられなくなるのだ。

つねに計画がうまくいくかどうかを心配し、何をやっているときも将来のためになるかどうかが頭をよぎる。いつでも効率ばかりを考えて、心が休まる暇はない。あの「深い時間」、時間の物差しを捨ててリアルな現実に飛び込んでいくときの魔法のような感覚は、もうどうやっても手が届かない。

生きる (日本傑作絵本シリーズ)

良い。
毎日子どもと読むと良い。
出産祝いにプレゼントしている本。

谷川俊太郎さんの詩「生きる」を題材に、ポエトリーリーディングという形で謳った、不可思議wonderboy氏の「生きる」も良い。
好きすぎて何年もずっと聞いている。

ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング (講談社+α文庫)

とにかく基準が上がる。
「ラグビー日本代表くらいの基準でやっているか?」と。
ハードワークしているか?

人材が先、事業は後

会社経営の参考にしている。

起業家 (幻冬舎文庫)

経営者は黒字に逃げてはいけない

夜と霧

人は強制収容所に人間をぶちこんですべてを奪うことができるが、たったひとつ、あたえられた環境でいかにふるまうかという、人間としての最後の自由だけは奪えない。

2021年】4冊

星を継ぐもの

初めて読んだSF。とんでもなく面白い。
もう一度読みたくて最近漫画版を買った。がおそらく小説版の方が面白いので、まだ読んでいない方には原作である小説版がおすすめ。

「好き嫌い」と経営

僕ぐらいの年齢で仕事に本当に集中していたら、オンタイムに全エネルギーを使い果たしますから、家に帰る頃はぐったりしてしまいます。逆に、夜もぐったりしないというのは、仕事に集中していないからですよ(笑)。

ユニクロ社長の柳井さん

世界観をつくる 「感性×知性」の仕事術

2030

人間が想像できることはほぼ全て実現するので、ここに描いてあることも遅からず実現するはず。
ワクワクしてしまう。

2020年】7冊

脳はなぜ「心」を作ったのか―「私」の謎を解く受動意識仮説

ツァラトゥストラはかく語りき

THEニーチェ。

 

史上最強の哲学入門

哲学にハマった本。古今東西の哲学者がなんとグラップラー刃牙風に登場する。とても読みやすい。

ホモ・デウス(上)(下) 

サピエンス全史の著者ユヴァル・ノア・ハラリ氏の著書。
サピエンス全史は過去について書かれている。
ホモ・デウスは未来について書かれている。

テクノロジーの発展により、人間は死ななくなる、身体機能を拡張し、神に近づく。

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

SNS社会で生きる人間は必読。
錯覚資産という概念。
実力が「人的資本」だとすれば、勘違いさせる力は「社会資本」。

ストーリーとしての競争戦略

自分で面白いと思えなければ、社内外の利害関係者が聞いて面白いわけがありません。顧客が食いつくはずがありません。その戦略に関わる社内外の人々を面白がらせ、興奮させ、彼らを突き動かす力を持っていること、これは戦略が成功するための絶対の条件です。

筋の良いストーリーをつくり、それを組織に浸透させ、戦略の実行に関わる人々を鼓舞させる力は、リーダシップの最重要な条件としてもっと注目してしかるべきだと言うのが私の意見です。

戦略にとって大切なのは、「見える化」とりも「話せる化」です。戦略をストーリーとして物語る。ここにリーダーの本質的な役割があります。

明確なポジショニングによる違いを構築するためには、「何をやるか」よりも、「何をやらないか」を決めることがずっと大切です。

強くて太くて長い話が「良いストーリー」というわけです。

違いをつくって繋げる

「誰に嫌われるか」をはっきりさせる、これがコンセプトの香草にとって大切なことの二つ目です。

できるだけ賞味期限の長いストーリーをつくるためにも、人間の変わらない本性を捉えたコンセプトが大切になります。

苦しかったときの話をしようか

人間は平等ではない(親の財力、知力など)。平等ではないが、自分で選択して行動する自由がある。サラリーマンが資本家に搾取される構造が現代の資本主義。結果こそ全て。結果を出すためにスキルを磨くことが重要。

我々は、〝クラゲ〟のような人生を送っていないか?世の中のうねりは、受動的に生きている大多数の人々をすぐに飲み込んでしまう。自分をちゃんともっていないと、誰もがすぐに世の中に影響されて流されてしまうのだ。自分では都度の課題に対処しながら一生懸命に動いているつもりでも、その人の真実はフワフワしながら潮に流されているだけだ。明確な意志を持っていないので、潮の流れの中で自由に泳ぐことができない。10年、15年経って、かつての知人が潮の中でも俊敏に動ける魚になっているのを目の当たりにしたとしたら、己のクラゲ人生に満足できるだろうか。

その資本主義社会においては、大きく分けると2種類の人間しかいないことを知っておかねばならない。自分の 24 時間を使って稼ぐ人と、他人の 24 時間を使って稼ぐ人。前者を「サラリーマン」と呼び、後者を「資本家」と呼ぶ。資本主義とは文字通り、後者の資本家のためにルールが作られた社会であることを知っておかねばならない。わかりやすく言うと、 資本主義社会とは、サラリーマンを働かせて、資本家が儲ける構造のこと だと言える。サラリーマン側で人生を過ごした人と、資本家側で人生を過ごした人の、生涯年収の平均値を比較すると、桁数がいくつも違う結果になる。この極端な差には本当に驚くが、それが現実だ。

これこそがパースペクティブの差であり、その限界だ。人間は、自分が知っている世界の外を認識することができない。親がまじめなサラリーマンの子供は、その人生において、まじめなサラリーマンで一生過ごすことがパースペクティブになっている。だから、サラリーマンが働いて生み出した多額の価値を、その外で資本家たちが山分けしていることを意識できない。自分も向こう側の世界に行こうと思えば行けるのに、パースペクティブに無ければそのオプションを意識すらできないのだ。覚えておいた方が良い。 資本主義とは、無知であることと、愚かであることに、罰金を科す社会のことである。

2019年】4冊

ニュータイプの時代

なぜこうも世界が見えているのか。

ゼロ秒思考

とにかく書く。手を動かす。
今もずっと続けている習慣。

直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN

彼によれば、人間の好奇心や情報への探究心が生まれるには、「情報ギャップ」を感じることが不可欠だ。つまり、まず探究する心があって、そこから情報の収集に向かうのではなく、「情報が欠けている」という認知があって初めて、「何かを知りたい」という好奇心が発動するというわけだ。 これに沿って考えれば、人は妄想を明確にすることで、初めて「情報ギャップ」を感じることができる。逆に、妄想を潜在的な状態に留めている限り、情報ギャップが生まれないので、前に進もうとする力も生まれないのである。

99%の凡人にとっては、妄想を引き出す習慣を人為的にデザインしていくアプローチが、いちばんの近道である。

毎朝やっている書く習慣の元になった本。
この本と「0秒思考」を組み合わせると最強。

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか

 

やりたいことをやるためには、やりたくないことを速攻で終わらせるしかないのです。

何かの実践のために知識が必要な場合、知識はやりながら覚えていくべきだ ということを言いたいのです。 つまり、崖を飛び降りながら飛行機を組み立てていくのです。

「自分が本当にやりたいことを見つけろ」という、とても単純な話です。言い方を変えて「わがままに生きろ」でも「自分に正直に生きろ」でも「本能にしたがえ」でも良いのですが、結局のところは「一度しかない人生、思いっきり楽しもうぜ」という話です。

集中力を無理に引き出さなければいけない仕事をそもそもするな、ということです。そういった仕事は、本当はあなたがやりたくない仕事であり、そもそもそういう仕事に対して本質的な集中力を発揮するのは難しいという話です。

集中力は、好きだからこそ自然に出てくるもので、好きでもないものに対して無理やり絞り出すものではない のです。だから、「集中力がほしい」と思って本書を手にした方は、本書のノウハウを使って無理に集中力をひねり出す前に、根本的なその問いに向き合ってほしいのです。

何かを成し遂げたり幸せな人生を手に入れたりするには、「好きなことに向き合い続けること以外に方法はない」 ということです。

人一人の人生にとって一番大切なのは、自分の好きなことをやるかどうか、やり続けることができるかどうかだ、 というシンプルな答えにたどりついたのです。

ガンガンに本当のことを言ってくるので、食らってしまう。
実績があるので説得力しかない。

2018年】 5冊

ワイルド・ソウル(上)(下)

だが今は、はっきりと分かる。

命とは、生き方を指している。

一番好きな小説。
リクルート時代の先輩に紹介してもらい読んだ本。
本書をきっかけに垣根涼介にハマってしまい、他の本もたくさん読んだ。

お金2.0 新しい経済のルールと生き方

資金調達が容易な環境にあるため、相対的にお金の価値そのものが下がり続けています。
逆に、増やすことが難しい、信頼や時間や個性のようなお金では買えないものの価値が、相対的に上がってきているとも言えます。

手段の多様化により人々が注力するポイントが「お金」という手段から、その根源である「価値」に変わることは予想できます。
価値を最大化しておけば、色々な方法で好きなタイミングで他の価値と交換できるようになっていきます。

「価値」とは商品のようなものであり、
「お金」とは商品の販売チャンネルの1つみたいなものです。

あらゆる「価値」を最大化しておけば、その価値をいつでもお金に変換することができますし、お金以外にものと交換することもできるようになります。
お金は価値を資本主義経済の中で使える形に変換したものに過ぎず、価値を媒介する1つの選択肢に過ぎません。

大半の労働は機械によって自動化され、人間はお金や労働から解放されます。
人間は生きていくために働くことも、お金を稼ぐことも必要なくなります。

ベーシックインカムや巨大企業による生活インフラの無償化、トークンエコノミーなどの多層な経済のおかげで、万人が必要最低限の生活ができるような状況にはなっていくでしょう。

「ひいじいちゃんの時代には1週間のうちのほとんどをやりたくもない仕事をしていたらしいよ、かわいそうだね」と、私たちの孫ぐらいの世代は話していそうです。

それはまさに現代人が身分制度に縛られていた江戸時代の市民を見る目に近いでしょう。

内面的な価値が経済を動かすようになると、そこでの成功ルールはこれまでとは全く違うものになり得ます。

金銭的なリターンを第一に考えるほど儲からなくなり、何かに熱中している人ほど結果的に利益を得られるようになります。
つまり、これまでと真逆のことが起こります。

この世界で活躍するためには、他人に伝えられるほどの熱量を持って取り組めることを探すことが、実は最も近道と言えます。

そして、そこでは世の中の需要だったり、他の人の背中を追う意味は薄くなります。
なぜなら、内面的な価値ではオリジナリティ、独自性や個性が最も重要だからです。

その人でなければいけない、この人だからこそできる、といった独自性がそのまま価値に繫がりやすいです。

これが天才かと思った。佐藤航陽さん。
佐藤航陽さんのツイートは、含蓄に富む金言まみれなので超おすすめ。今は宇宙やメタバースをやっているみたい。

ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則

まずバスに乗せる人を決める。その後に事業を考える。
会社経営のヒントにしていた考え。結果5年で年商10億円の会社に成長した。

動画2.0

 

君の映像に思想はあるか?
誰の心にも刺さらないマスターベーションになっていないか?

だがしかし、最も重要なことは君自身が本気でそれを伝えたいと思っているかということだ。 噓偽りのない心からの叫びをヴィジュアルストーリーテリングに落とし込むことで、君にしかできない動画が誕生する。 その動画が視聴者と強く結びついた時に、誰かの世界観が変わるんだ。 これがエンゲージメントだ。

何かのプラットフォーム上で手応えを感じ出したら、次の段階に進もう。スタイル作りだ。 雑誌やテレビの時代は、そのコンテンツがどこのものなのかということがはっきりしていた。 でもスマートフォンのニュースリーダー、SNSを通して見る時、君はそれがどこのコンテンツなのかってことにちゃんと気づけているかい? ロゴを隠したら、どこのコンテンツかわからないような動画を作ってはいけない。それじゃ君のブランドが定着しないからだ。ブランドが浸透しなければ、仕事はいつまでも来ないぜ。 プラットフォームを通して動画を届ける場合、誰が見ても君のコンテンツだとわかるような特徴が必要になる。僕はそれをスタイルと呼んでいる。 スタイルは、君が伝えたいことをヴィジュアルで表していくことで完成する。色、フォント、フィルター、モーション、視覚を構成する要素を丁寧に組み合わせて君だけのスタイルを作ろう。 そうやって、丹誠込めて作ったスタイルが良いものであればあるほど、すぐにパクられるけどね。 しかし、そこで落胆したり、怒ったりして止まっている暇はない。大丈夫、君がスタイルのオリジネイターなら、誰もが君の方を本物だと思うくらい、作って届けていけばいい。 君のブランドと君のスタイルが強く結びつくまで、諦めずそれを続けるんだ。いつしか君のスタイルがジャンルへと進化するはずだ。その時君のブランドは完成する。ブランドとは意味だ。そしてブランドは君のものではない。君のクリエイティブを見た人の心の中に宿るものなのだ。

この本を読んだ当日にヨドバシカメラに行ってカメラを買い、AKIOBLOGはブログからYouTubeに移行した。
そしてYouTubeがバズり、副業で月100万円という目標を達成し、会社をつくり、会社が年商10億円にまで成長し、山を買い、というふうに人生を面白くするきっかけをもらった本。

動画に限らず、表現における大事なことが書かれている。

(人と違うことをやりたい、マジョリティよりマイノリティであるべき、動画よりテキストの方が今は表現方法として好きなので、AKIOBLOGは今はまたブログをやっている)

メモの魔力

勝負は、書くか書かないか。もはやこれは、テクニックの問題ではなく、自分の人生とどれだけ真剣に向き合うかという、「生き方」の問題なのです。

それ以上に本質的で重要なことは、もっと根底にある姿勢の部分です。
何らかの目的を持って、日々、あらゆる情報に対して、毛穴むき出し状態でいられるかどうか。身の周りのあらゆる情報にアンテナを張り、そこから何らかの知的生産を行う意識を持てているかどうか。

この、 弛まぬ知的好奇心と、知的創造に対する貪欲なスタンスこそが、メモ魔として最も大切にすべき基本姿勢であり、この本に出会ってくださった皆さんにフォーマット以上に身につけてほしい素養です。

めちゃくちゃ良い。
20代ビジネスマン必読。

2017年】5冊

サピエンス全史(上)(下) 文明の構造と人類の幸福

間違いなく人生TOP10に入る本。
「なぜ生きているのか?」「どう生きるか?」のヒントがここに。

多動力

大学生以降はこれを実践してきた自負がある。

新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング できるビジネスシリーズ

良い文章とは完読される文章である

ブログを始める時に読んだ本。
とても勉強になる。

渋谷ではたらく社長の告白〈新装版〉

人生の勝算

宇田川さんの言っていることは、実は特別ではないことがほとんどです。
会社に来たら皆に挨拶する。
誰より早く来て勉強する。
人には思いやりを持って接する。
証券マンなら日経新聞は毎日隅々まで読む。
小学生でもわかりそうなことです。

この当たり前のことを、圧倒的なエネルギーを注いで誰よりもやり切る。
それがビジネスで成功するために必要なことだと、宇田川さんの背中から教わりました。
入社してから僕は、宇田川さんのように、当たり前のことをやり続けようと決めました。

どんなビジネスであれ、そこに人間が介在する以上、コミュニケーションが重要です。
そして、コミュニケーションに求められることは、シンプルです。  
相手の立場に立つことです。  
スキルよりも愛嬌。自分が何を与えたいかよりも、相手が何を欲しいか。

モチベーションはあらゆる仕事術に勝ります。
ビジネスの専門知識や、会計処理能力、語学力、どれもビジネスパーソンの武器にはなると思いますが、「やる気」はすべてを超越し得ます。

モチベーションで万事が解決するわけではありませんが、超高速で力強く走り、目的を達成するのに、まずはそのための燃料が必要です。

人生に対するスタンスが最高。
とにかくモチベーションが上がる。基準が上がる。

2016年】6冊

働かないアリに意義がある

2:6:2の法則。多様性が重要な理由。
人間、組織にも応用できる。

ぼくは愛を証明しようと思う。

「この東京の街は、僕たちのでっかいソープランドみたいなもんですね」
「ああ、無料のな」

光り輝くクズでありたい (扶桑社BOOKS)

普通のことをやっていたら、普通の人以下。
普通の2倍やって、やっと普通の人並み。
3倍以上やって、ようやく普通以上になるのです。

ハゲタカ

とにかくカッコいい。
「寒空に強い風が吹く中、他の人間は背筋を丸めているが、2人は背筋を伸ばして強い眼差しで颯爽と歩く。」そんなシーンが強く印象に残っている。

アイデアのつくり方

「アイデアは既存の知識の組み合わせ」この言葉がずっと頭の中にある。それを活用している。

アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない、ということである。

これはおそらくアイデア作成に関する最も大切な事実である。

事実と事実の間の関連性を探ろうとする心の習性がアイデア作成には最も大切なものとなるのである。

私がこれまでに知り合った真に優れた創造的広告マンはみんなきまって2つの顕著な特徴をもっている。

第一は、例えばエジプトの埋葬習慣からモダン・アートに至るまで、彼らが容易に興味を感じることのできないテーマはこの太陽の下には1つも存在しないということ。
人生の全ての面が彼には魅力的なのである。

第二に彼らはあらゆる方面のどんな知識でもむさぼり食う人間であったこと。
広告マンはその点、牛と同じである。食べなければミルクは出ない。

筋トレが最強のソリューションである

筋肉があれば「怒らせたら面倒くさそう」となりイジメから犯罪まで弱者を対象とした問題から解放される。深海魚ですら身を守る為に何万年もかけて進化したのに、筋トレしてゴリラにならない人間は何してるの?筋トレなら数万年ではなく一年で十分。筋トレもしないでウジウジしてる人、深海魚に謝って。

2015年】5冊

君たちはどう生きるか

人間としてこの世に生きているということが、どれだけ意味のあることなのか、それは、君がほんとうに人間らしく生きてみて、そのあいだにしっくりと胸に感じ取らなければならないことで、はたからは、どんなに偉い人をつれてきたって、とても教えこめるものじゃあない。

まず肝心なことは、いつでも自分がほんとうに感じたことや、真実、心を動かされたことから出発して、その意味を考えていくことだと思う。君がなにかしみじみと感じたり、心の底から思ったりしたことを、少しもごまかしてはいけない。そうして、どういう場合に、どういうことについて、どんな感じを受けたか、それをよく考えてみるのだ。そうすると、あるとき、あるところで、君がある感動を受けたという、繰り返すことのない、ただ一度の経験の中に、そのときだけにとどまらない意味のあることが分かってくる。それが、本当の君の思想というものだ。これは、つねに自分の体験から出発して正直に考えていけ、ということなんだが、このことは、コペル君、ほんとうに大切なことなんだよ。

肝心なことは、世間の目よりも何よりも、君自身がまず、人間の立派さがどこにあるか、それをほんとうに君のたましいで知ることだ。そうして、心の底から、立派な人間になりたいという気持ちを起こすことだ。一つ一つ判断をしていくときにも、また、君がいいと判断したことをやっていくときにも、いつでも、君の胸からわき出てくる、いきいきとした感情に貫かれていなくてはいけない。

最高だ。読み直そう。

モバイルハウス3万円で家をつくる

大学で建築学科に所属していた僕は建築にのめり込むことができなかった。そんな時坂口恭平のこの本を読み、「これだ!!」と衝撃を受けた。これを書いている2024年の今、僕は奈良県山添村に5000坪の土地を買い、自分で家を修理している。これも無意識下ではこの本に影響を受けているのかもしれない。

鳥もビーバーも山岳の民も、家には誰もお金を使わない

本当に人間はお金がなければ家を持つことができないのか? 生きていけないのか? 土地は所有するものではない。 そして、お金がなくても人は生きられる。

今の住宅システムでは、「どの部材がいくらだから、トータルいくらになる」なんて発想が全くない。 何がどれだけ必要なのかを知ろうとする行為こそが、既存の社会を変えることなく新しい現実を獲得する近道である。

ゼロ

お金とは「もらうもの」ではなく「稼ぐもの」。

経験とは、経過した時間ではなく、自らが足を踏み出した歩数によってカウントされていく。 目の前に流れて来たチャンスに躊躇無く飛びつくことができるかどうか。そこが問題である。 このままでは一生「このまま」だ。

神はテーブルクロス

この本を読んで須藤元気にハマってしまった。須藤元気と同じタトゥーの柄をスェットに入れてもらおうと、大阪は南堀江のチャンピオンに行ったこともある。(細かすぎて刺繍できなかった)

とても効率の良い投資活動は読書だと思う。
まず、筆者が何年もかけて得た方法や物語を1~2時間で吸収できる。
また、自分のボキャブラリーの数が増す。
他にも、さまざまなシチュエーションに置かれた人間の心理や傾向を学ぶことで、人生の視野を広くすることができる。
そう、おニューのパンツと同じくらい、良いこと尽くめなのである。

人間の細胞は2、3年ですべてが入れ替わる

この世界では、自分の人生は、自分でつくれる

自分の人生は自分でつくれる。すべて自分次第。

今日は残りの人生の最初の日

意味ある偶然の一致:シンクロニシティ

目の前のすべてを肯定的に捉えると意識の拡大が始まる

完全に分かる。この言葉は自分の中にある。

7つの習慣

事実は変わらないが、解釈は自由。
アウトサイドインではなくインサイドアウト。

自己啓発本というものをあまり読んだことがなかった当初、超衝撃を受けた。

【2014年〜2012年】7冊

WORLD JOURNEY

「え、世界一周ってできるんや、、!」と教えてくれた本。
この本を読んで世界一周の旅にでることを決意した。

青春を山に賭けて

僕はこの本を読んで、アフリカ大陸最高峰5895mキリマンジャロに登った。

利己的な遺伝子

人生のバイブル。1冊だけ選べと言われたらこの本を選ぶ。

「死ぬのが怖い」と思っていた大学生の時。
「どうして死ぬのか?」
「なぜ生きているのか?」
当時の僕は、そんな問いに対する答えを生物学に求めた。

リチャード・ドーキンス氏が書いたこの本には、それらの問いに対する回答が書かれていて(僕はそう解釈している)、人生観がくっきりとクリアになった。

レバレッジリーディング

この本で人生が変わった。この本を読んだことで、もっと本を読むようになり、たくさんの本にインスピレーションを得て、それが仕事や生き方との実体験と合わさり、自分がつくられている。

どんな投資より確実な投資は自己投資である。その中でも本は最高の投資対象だ。

モチベーションをキープするためにビジネス書を常に読むスポーツ選手もいる。

フェルマーの最終定理

x^n + y^n = z^n (nは3以上の自然数) を満たす自然数(x,y,z)の組は存在しない。   「私はこの命題の真に驚くべき証明を持っているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」   フェルマーは1637年にこの言葉を残し、この世を去った。 フェルマーが余白にメモを残してから360年間、何人もの数学者の努力によって、ついに1995年にこの定理が証明されるまでの数学者たちの戦いを描いた名著。

もし自分が高校生のときにこの本に出会っていれば、数学がもう少し好きになって、数学の成績ももう少し上がっていたはず。

ドロップアウトのえらいひと

アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)

大学生1年生の時に初めて読み、全然面白くなかった。
東南アジアを1人バックパック一つで旅をしていた時、2回目に読むと、めちゃくちゃ面白かった。
自分が変わったことを実感した。

「本の内容は変わらないが自分(解釈)は変わる」初めてそんな読書体験をさせてくれた本。

「おまえは常に、自分が何を欲しているかを知らなくてはならない」

「目は、その人の魂の強さを示す」

「おまえはわしに、今まで知らなかった富と世界を見せてくれた。 今、それが見えるようになり、しかも、自分の限りない可能性に気がついてしまった。 そしておまえが来る前よりも、わしはだんだんと不幸になってゆくような気がする。 なぜなら、自分はもっとできるとわかっているのに、わしにはそれをやる気がないからだ。」

【高校生の時に読んだ本】14冊

LOVE理論

ありのままの自分-本当にヘドが出る言葉だ。

単に、生まれつきブサイクなだけで、
単に、生まれつき恵まれた才能がないだけで、
単に、生まれつき恵まれた環境にいないだけで、

お前は、ニコール・キッドマンと、ペネロペ・クルスと、堀北真希と、北川景子とセックスをせずに、AKB48と四十八手をせずに、
一生を終えるのか?

そんな人生、クソくらえだろ?

だから、俺はこの本をお前に託す。

浪人生の時に読んだ本。(僕が読んだ時は「美女と野獣の野獣になる方法」というタイトルだった。)

この本により、完璧なるパラダイムシフトが起こった。
面白すぎてどうしたらいいか分からなかった。とりあえず恋愛に試行錯誤していた地元の浪人生仲間に、この本を紹介した。

「いや、恋愛っていうのは一人の好きになった女性を口説くものでしょう」
そんなことを口走るお前の顔面に正拳突きを叩き込んでも良いだろうか?

なにが「好き」だ。
お前たちが感じる「好き」なんていうのは、ただ外見が好みの女が勘違いさせるようなちょっとした優しい態度をとったから
「もしかしたらあの女イケるんじゃねえの?」そう思って好きになってるだけだ。

 俺の経験上の数値として、五人以上の女を同時に口説くと、ほとんどテンパらなくなる。
というより、誰が好きなのかも分からなくなる。

本で紹介されていた「執着の分散理論」を復習するため、当時の自分は紙に自分でグラフを書いた。

ユダヤ人大富豪の教え

人生で初めて読んだいわゆる「自己啓発書」。
超衝撃的だった。大学生の頃はバイブルにしていた気がする。

その人が真剣に物事を変えようと決めるまでは何も変わらない。 人生のことを真剣に考えるのは面倒だ。 だから、それが重要であればあるほど何も考えないようにして決断を先延ばしにしてしまう。 でもその人は人生を無駄に過ごすと決断しているということを知らない。
こういう人間は大きな問題にブチ当たらないと人生を見つめ直そうとしない。 健康やお金、人間関係などの問題が発生しない限り人はぬるま湯で生きて行こうとする。 何かに直面したり、変えていこうと決意したりしないものだ。

ボックス!

高校2年生の時、図書委員をしていた僕は何気なくこの本を手に取った。
読み始めるととんでもなく面白くて、面白くて、夢中になった。百田尚樹さんマジでありがとう。

大学生になってから、ボクシングジムに通ったりもした。(2回通って、2回とも数ヶ月で辞めてしまった)

GO

高校生の時に読んだ。映画も見た。青春すぎて最高。

一瞬の風になれ(1)(2)(3)

高校生の時に読んだ。面白すぎて、サッカー部と同時に陸上部に入って100m走をやりたくなったりもした。
そういえば当時付き合っていた彼女が陸上部だった。

DIVE(上)(下)

クソ面白かったな。何かに夢中になることは素晴らしい。

僕は勉強ができない

僕の人生に大きな影響を与えた本。

グミチョコレートパイン(グミ)(チョコ)(パイン)

深夜特急(1)(2)(3)(4)(5)(6)

言わずと知れたバックパッカー小説の金字塔。
この本を読み、大学生になったら旅をすることを決意。

大学1年生の夏休み、初めての海外一人旅で僕はインドに行った。

海賊と呼ばれた男(上)(下)

 

恋と偏屈

GOING STEADY(銀杏BOYZ)ボーカル峯田和伸氏の本。
中二病全開&初期衝動にまみれていた僕は、地元富雄駅のカラオケ屋ブルートレインで、GOING STEADT(銀杏BOYZ)とTHE BLUE HEARTSを喉が枯れるまで叫びまくって歌っていた。

家出のすすめ

内容は全く覚えていないが、「寺山修司を読んでいる俺カッコいい」という自己陶酔の感覚があったような気がする。

永遠の0

限りなく透明に近いブルー

 

【漫画】6冊

サンクチュアリ

オレが日本に帰ってきて初めて日本人を見た時
「こいつら”生きる”ってことをどう考えているんだろう….」
まず そう思った…

俺たちがカンボジアから帰って初めて日本人を見た時
日本人に希望が見えなかったんだ…

何が欠けているのか…何が必要なのか….

生きた人間を創る!!
それが二人が出した結論だ!

BLUE GIANT

熱く生きること。

サラリーマン金太郎

信頼される男とは?
全ビジネスマン必読。

チ。

地動説のようなビジョンが最強。
真実が事実が人を動かす。

グラップラー刃牙 / バキ / 範馬刃牙 / 刃牙道 / バキ道

強さとは何か?哲学書。

神々の山嶺

カッコよすぎるぜ羽生丈仁

まとめ

今数えると100冊ではなく、なんと108冊あった。
(上下巻など複数巻に渡るものは1とカウントしています。)

自分の変化と共に、好きと感じる本も変わってゆくのだなと書いていて感じる。

何年後かに、「15年で2000冊読んだ中で好きな本ベスト100冊」というタイトルで記事を書こう。