本を読むことの意味は何か?
「読書によって….の力がつく」という形で読書の本質について書かれた本。
本は高くない。
私は本を読むときに、その著者が自分ひとりに向かって直接語りかけてくれているように感じながら読むことにしている。
高い才能を持った人間が、大変な努力をして勉強をし、ようやく到達した認識を、二人きりで自分に丁寧に話してくれるのだ。
いくら高くても高すぎるということはない。
緊張感を持って話を聴くように本を読む。
意識すれば、本を読む時の集中力も増すだろう。
学ぼうという意志が強くなり、理解力が増す。
読書によって教養を得、強靭な自己をつくる
読書の幅が狭いと、一つのものを絶対視することになる。
教養があるということは、幅広い読書をし、総合的な判断を下すことができるということだ。
矛盾し合う複雑なものを心の中に共存させること。
読書で培われるのは、この複雑さの共存だ。
複雑さを共存させながら、徐々にらせん状にレベルアップしていく。
それは、強靭な自己となる。