アフリカを旅している間、蚊には相当苦しめられた。
マラリアの危険性もある。
彼らの羽音はどうしてあんなにも耳障りなのか。
なぜどこにでもいるのか。
絶滅してほしい。本当に。
蚊とはこれからも長い戦いになることは間違いない。
より効果的に蚊と対峙するため、敵を知るために蚊の生態について調べる。
痒くなるのは蚊の唾液のせい
止まって血管のあるところを口の先で探り、血管を探し当てると、血が固まらないようにする液を唾液腺から入れ、それから血を吸うんだ。
これについては少し補足しておきましょう。蚊はそのパイプ状の上顎を人間の皮膚に突き刺し血液を吸い上げるわけですが、この時に血液が凝固すると血液を吸い上げることができません。そこで蚊はまず、最初に唾液を人間の皮下に注入します。その唾液が問題で、唾液に含まれるたんぱく質などがアレルギー反応を起こす物質となるわけです。
吸い始めに抹殺しても痒いのはこの唾液のせい。
止まった瞬間に抹殺する必要があるということか。
でも逆にこの唾液が痒みを生まなかったら、刺されてることに気づかず、知らない間に超いっぱい刺されまくって大変なことになりそう。
痒みと痛みは同一の感覚器官
蚊に刺された後はアレルギー性の炎症を起こし、強い「痒み」を感じるわけです。「痒み」というのは、「痛み」と同一の感覚器官で感じとります。つまり、「痛み」の軽いのが「痒み」というわけです。怪我をした時に、最初は痛かった部分が、直り始めると徐々に痒みに変わっていくことからも判りますね。
また、蚊に刺された部分を掻くとある程度「痒み」が治まるのは、同じ感覚器官に対して「痒み」よりもより強い刺激を送って、「痒み」を覆い隠してしまい、神経に送る「痒み」の一定の信号パターンをかく乱するからです。
めっちゃ納得。知らなかった。
蚊の主食は血じゃない!?
「実は、蚊は血だけを吸って生きているんじゃないんだよ。花の蜜や植物の汁を吸って生きているんだ。だからこんな藪の中でも人の血を吸うことに失敗しても、生きていけるんだ。雄の蚊は吸血なんかしないよ。血を吸うのは雌だけなんだ。じゃあ何のために血を吸うかって。蚊の吸った血はお腹の中の卵を成熟させるためだけに使われるんだ。つまり、卵が育つ時に、たんぱく質として動物の血が必要なんだ。
蚊の主食は花の蜜や植物の汁。
無人島でおぞましい量の蚊に襲われた時、「なんで人間がおらん無人島に蚊がおんねん!!!!」と思ったが、こういうことだったのか。
蚊の羽音はオスを呼び寄せるためのもの
メスは卵を産む為に、オスと交尾をしなければならない。
そのオスを呼び寄せるのが、羽音なのである。
羽音は交尾前と交尾後ではことなり、種ごとにも異なる。
蚊は二酸化炭素と熱を感知する
蚊は触角にある感覚器を使い、人間の体温や、吐き出す二酸化炭素を感知する。
また、蚊は人体や汗に含まれるアセトン・乳酸といった物質に反応するので、汗を書いている時は特に蚊に刺されやすい。
体温と二酸化炭素を感知って、もう絶対に逃げれない。
蚊の寿命は10日-30日
Googleすごい。
蚊の寿命はオスで10日。全体で見ると10日-30日。
蚊は暗いところが好き
蚊は明るいところよりも暗いところが好き。
だから夜中にブンブン飛び回っている。
蚊は越冬する
蚊は洞穴など、薄暗い場所で越冬するそう。クローゼットや靴箱の中などにもいるらしい。ちなみに越冬するのはメスだけ。オスは毎シーズン全滅する。
メスは越冬して6月頃に一発だけ卵を産み死ぬ。
蚊の天敵は?
蚊の天敵で代表的なのがトンボ
その他には、ツバメ、クモ、カマキリ、トカゲ、カエル、コウモリなど。
カマキリは一体どうやって蚊を捕まえるんや??
蚊の幼虫であるボウフラの天敵は、メダカや、エビなど。
他には、ゲンゴロウやヤゴ(トンボの幼虫)など。
蚊が絶滅したらどうなるか
科学者たちは遺伝子組み換えによって非常に性的魅力はあるが 子孫に繁殖能力が残らないというオスの蚊を培養することに成功した。
したがって、これらの蚊が世に解き放たれ支配的になると 1~2世代あたり数十億匹の蚊の幼虫は繁殖できずそのまま死ぬことになるという。
すごい。実際、このような手を使って蚊を絶滅させることは可能らしい。
が、蚊は水田に住む生き物や、他多くの大切な食糧となっている。
蚊が絶滅すればこれらの生き物が減り、水田が生む農作物や他の生態系に大きな影響が出る。蚊は食物連鎖に大きく関わっている。
ということで、蚊は本当に絶滅してほしいけど、絶滅したらあかんらしい。
蚊を絶滅させて、蚊に似た生態の虫が増えて問題解決!にはならんのかな??
おすだけノーマットが最強すぎる
このおすだけノーマット、アフリカ縦断中に出会った旅人はほぼ全員持っていた。
自分は持っていなかった。持ってくるべきだった。だってこれ最強すぎる。
寝る前に部屋にシュッと1プッシュ。すると10分後、ベッドの上や床に蚊の死骸がバタバタと転がっているではないか!!
初めてみたときは感動した。こんなすごい殺戮兵器があるなんで。科学の力は怖いな。
アフリカなど、蚊の多い地域に旅に出る人には必需品とも言えるこの、おすだけノーマット、超おすすめです!
日本でも使える。