今から3年前、2013年の2月、大学1年の春休みに日本一周に挑戦したときの話。
なぜ日本一周をしようと思ったのか?
- 「日本一周」を達成したい。
- 「日本一周」という響きが、かっこいい。
特別な理由はない。
「日本一周」したかった。
1ヶ月で日本一周
簡単に言うと、反時計回りで日本を一周。
合計80台の車に乗せていただくことで、1ヶ月で日本一周を達成することができました。
ありがとうございました!
自分は3月から演劇部の練習が開始するという事情のため、1ヶ月という短い期間になりました。1ヶ月でも最高に楽しかったですが、ヒッチハイクで日本一周を考えている方は、最低でも2ヶ月以上かけて、下道でぐるぐると旅をすることをおすすめします。
移動手段はヒッチハイク
移動手段にヒッチハイクを選んだ理由は、
- お金が無かったから
- 人とコミュニケーションを取りたかったから
しかし、タダで車に乗せてもらって、時にはご飯も奢ってもらって、「ありがとうございました!」だけで終わるのではなく、何かお返しがしたかった。自分と出会ったことでその人が幸せになってほしかった。
そして思いついたのが、”写真集を前払いで買ってもらう”というプロジェクト。
「日本中の夢を集めた写真集をつくる」
出会った人に夢を書いてもらい、その人と一緒に撮影する。そして、日本中の夢を集めた写真集をつくる。
夢を書いていただいた人にプロジェクトの内容を説明して、その写真集を前払いで500円で買ってもらう。
そしてその前払いで買っていただいたお金で旅を続けました。
1ヶ月間の日本一周の旅で、300人の方に夢を書いていただき、70人の方に写真集を購入していただきました。
本当に、ありがとうございました!
写真集をつくる際には、配送料を含めて500円で写真集をつくることができる、TOLOTというサービスを利用しました。
簡単に写真集をつくることができるので、おすすめです!
日本一周終了後の所持金は4万円
出発時の所持金→0円
写真集の売上→500円×70人→3万5000円
ほぼ毎日野宿していたので宿代にはお金を使っていないが、お風呂に入るときや、ご飯を食べるために、お金は使っていた。
それなのに、気づけばポケットには4万円。
たくさんの人にご飯を奢ってもらったり、「夢を教えてください!!」と尋ねると「俺もう夢叶ってるわ。」と言い、5000円札をくださる方がいたり。
そんなこんなで、日本一周終了後には、お金が増えていました。
日本一周を終えて感じること
日本が素晴らしい
いい人にしか出会わなかった。誇張でもなんでもなくて出会った人が全員いい人。親切。
人は皆、旅人に対して優しくなるのかもしれない。
誰しもの中にある愛の力が解放される。ヒッチハイクのとき
4年前の自分はこんな言葉を書いていた。本当にそうだと思う。
優しくされたから、優しくしよう
旅をしていると、人に優しくされる。
毎日毎日、人に優しさをもらい続けて生きた1ヶ月間。
すると自然と、自分も人に優しくなる。
忘れないようにしよう。人に優しく。
「お金」がなくても生きていける
お金を払ったり、いただいたり。
自分でお金を動かしたのはこの経験が初めてで、「お金」について少し考えるきっかけになった。
お金以外の価値の交換で世界は成り立つんじゃないかと思った。
一歩踏み出して「日本一周」して本当によかった。
3年前の自分に出会っていただいた皆様、本当にありがとうございました!