AKIOBLOGは、なぜ山を買ったのか

山を買った理由は「とりあえず身体を野生に近づけてみるため」というのが結論である。

身体を、狩猟採集していたときのように

2019年に創業し約4年間代表を務めた株式会社GOAL-Bの代表を辞めた後、どう生きるかをゼロから考えた(数ヶ月かかった)。
本質的ではないこと、正しくないこと、価値がないことはやりたくない。
本質的なこと、正しいこと、価値があることをやりたい。

137億年前ビッグバンにより宇宙が誕生した。
46億年前地球が誕生した。
35億年前地球に生命が誕生した。
600万年前に人類の祖先が誕生した。

人類誕生以来、どういう身体の使い方、生活で生きてきたか?
狩猟採集民族:600万年(99.8%)
農耕民族:1万年(0.2%)
現代社会:500年(0.008%)

この事実をみて分かる通り、人間の身体(ハードウェア)は狩猟採集民族としてデザイン/設計されている。
生物は1万年や500年そこらで進化することはない。
テクノロジーをはじめとした様々な道具(ソフトウェア)はとんでもなく進化しているが、身体(ハードウェア)は全く進化していない。
600万年間通底して行われてきた営みこそが、人間の身体(精神も身体の一部)に合っている。
身体を動かす、歩く、風に吹かれる、雨に打たれる、陽光に晒される、土にまみれる、異性と交尾する、繁殖する、子を育てる、寝る、食べる、食べられる脅威に晒される、狩る、獲る、移動する、木を燃やす。

一方、ここ数百年で形成された概念は全て虚構である。
仕事、お金、やりがい、幸福、、、これら全ては現実には存在しない。人間が頭の中でつくりあげているただの共通認識でしかない。(紙幣は存在するが紙幣の価値は人間の解釈にすぎない)

現代社会のテクノロジーや文化、資本主義社会における資本としてのお金は、道具として活用しまくる。虚構の世界も面白いので遊びまくる。
ただし身体や生活様式は狩猟採集民族としての生活にできる限り近づける。この辺りのバランスや配分は実験中。
ということで、とりあえず山を買った。

最近は以下のような実験をして生きている。
「住まう場をつくる」という基本的な営みをやっている。家を破壊し再生している。
水は山から自給。
山で切った木で火をおこす。
川で魚を釣る(まだ鮎3匹を釣っただけであり、100%狩猟生活にはほど遠い)
畑で野菜をつくる(現在の場所で100%狩猟生活をするには獲物が少なすぎるのでまずは農耕も同時にやる)

同時に、スーパーで食糧を買いまくり、便利な工具を買いまくり、石油を燃やしてイギリス製の車で移動している、週の半分は都市のタワーマンションで暮らしている。
つまり、いいとこ取りをして生きている。

次に何をやるか?

分からない。決めていない。決めたくない。
自分が予想できるようなことはやりたくない。

今までもそうだったし、今後もこうでは?と思う流れはある。
①まずは自分が身を投じて「こうではないか?」という仮説を検証する(今ここ)
②それを世界に提案する(20代は株式会社をつくり事業/ビジネスという形でやった。YouTubeで発信するのもこれにあたる)

今後どうするかは全く分からないし分かりたくもないが、いまはとにかく身体を動かして①をやっている。①をやらないと何も始まらない。

事実(歴史)を見れば分かるが「身体を狩猟採集時代の状況に置くべき」というのはほぼ間違いなく正しいことである。
そして、「身体以外が超スーパー急激に発展しまくる現代においてどう生きるか?」という問いに対する回答は誰も持っていない。今はここらへんの問いを探求している。

労働という概念が生まれたのは農耕が始まってから。
人間が生きるために働かざるを得ない現在の状況は、数百年後必ず終わる。その時人類はどう生きるのか?
こんな問いにも興味がある。

地球村に遊び気に来てね

地球村とは

「身体を狩猟採集していたときに近づける」ためにAKIOBLOGが2024年4月に600万円で購入した約5000坪の敷地。
4000坪の山林と、築30年の家を含む1000坪の土地。畑もついている。小川もついている。
呼び名があった方が分かりやすいと考え「地球村」と名付けた。

一泊二日や日帰りで、地球村を開拓するメンバーをTwitterやInstagramで募集しています。

地球村購入の経緯

インターネットで山を探しまくる中、山林バンクという山林売買仲介の会社に電話する→電話に出た事務の人に、社長の携帯にかけてみてくださいと言われる→社長に電話して山を探していると伝えると「サイトに載せていないけれどいい山がありますよ」と言われ即「今から行きます」と伝えその日のうちに現地に直行→モノで溢れまくる廃墟のような家が見つかり「流石にこれは現在は人は住んでないよな?」と思い家に入ろうとする→まさかのおじいちゃん&犬が家にいてとりあえず家に上がらせてもらう(興奮しすぎた若い犬にダウンジャケットを噛みちぎられる)→3時間くらい雑談し、気に入ってもらえて家を買わせてもらえることになる

山添村にも空き家がたくさんあります。移住したい人は連絡ください。

メモ

分かりやすくするために、面白くするために、ビジュアルで体現すると良いかも。もっとワイルドに、とんでもなくワイルドに行こうか。説得力。

1000年後の世界はどうなっている?1万年後、10万年後、100万年後は?1億年後人間は存在するのか?存在するならどう進化しているのか?そのとき宇宙は世界はどうなっているのか?本当に知りたい。

宇宙の時間軸や空間軸から見ると人間1人なんて、大海に漂うミジンコの細胞1こよりもちっぽけな存在でしかない。と同時に奇跡のような存在でもある。

面白いことをやりたい。分かち合いたい。人のためになることがしたい。インスピレーションに溢れる感じにしたい。