ひとつひとつの所作が太極拳のようにゆったりとしており、その目は、誰もが彼には心を許すだろうと思えるような優しさに満ちている。とりわけ笑顔がいい。
アフリカを旅していると、人の本質についてよく考えさせられる。
子どもたちを見ていると、とくにそうだ。“本質”に近ければ近いほど、ピュアであればあるほど、欲望がむき出しになる。
そう思わせるたくましさが、彼らにはある。
いま、自分がここにいることを当たり前に思ってはいけない。
すべての偶然と数々の大きな心に支えられて、自分はここにいるということを肝に銘じておかなければならない。
そして、そのことをいつも顧みなければならない。
そこいらの旅の本よりはるかに面白い。旅に出たい人にはおすすめ。「世界一周ガイド」とかよりもこういう冒険の本がおすすめ!
俺も物語のような文章でブログを書けばよかったな。と少し後悔。 次はこんな風に書いてみよう。
2016年18冊目