ビジネスパーソンがこれからの時代を生き残るのに有益なスキルは、「英語」「IT」「金融知識」とよく言われる。
私はここに「筋肉」を加えたい。
筋肉を鍛えることは、いまや単なる趣味やレクリエーションではなく、「将来的に大きなリターンを生む自己投資」である。
時代を察知する能力の高いビジネスパーソンは、すでにそのことに気づいて、仕事に取り組むのと同じぐらい熱心に、筋肉を鍛えることに時間とお金を投資している。
トレーニングの目的を明確にする
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有効で現実的な目標を、期限と数値で設定する
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目標達成のためになすべきことを具体的な行動に落とし込む
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行動を継続するための仕組みをつくる
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実行する
そう、ビジネスもトレーニングも、成果を上げるための方法論はまったく同じなのである。
10歳ぐらいの男子に最も適しているのは、神経系のトレーニングだ。
この時期は神経系の適応がとても早いので、サッカーだったら複雑なドリブル練習とかパス回しを練習すると、とても効果が大きい。
この時期にしっかり神経系のトレーニングをしていれば、いわゆる「運動神経がいい」人になれるので、その後、何歳になってもスポーツを楽しむことができる。
中学生後半ぐらいになると、男性ホルモンの分泌が盛んになって、顔つきや体つきが「男らしい」感じになってくる。
この時期が筋トレを始めるのに最適な時期だ。高校生ぐらいでトレーニングを始めると、本当に劇的に変わる。
何を食べても脂肪はつかないし、何を食べても筋肉がつく。
痩せたかったら4時間おきに食べる
摂取するカロリーの量を減らさなくても痩せる食べ方がある。
それは食事の回数を増やし、できるだけ小分けにして食べることだ。一回に食べる量を少なくすると、多量に食べる場合に比べてインスリンの分泌量が減る。
インスリンは、脂肪を体内に蓄える働きに関与する物質である。
インスリンの分泌を抑えると、糖質の吸収が穏やかになり、脂肪として蓄積されにくい。
だから全体では同じ量でも、回数を分けて食べる方が太りにくいのだ。逆にドカ食いすると、インスリンの量が一気に増えるので、糖質吸収の入り口が広がり、脂肪が蓄積されやすい。
相撲取りはそれをねらって、1日2回、まとめてドカッと食うことで、体を大きくしている。