野球部のエースである徹夜。彼とは対照的でさえない、ピアノを弾く高校生の良一。そして重病を抱える直美。
ある日直美が良一にささやいた。「あたしと、心中しない?」
直美と出会ったことで、僕は本を読む気力をなくしてしまった。
本に書かれた世界よりも、直美がかかえている問題の方が、現実的で、深刻だったからだ。
命の鼓動だ、とぼくは思った。
単調で、変化がないからこそ、生きていると実感できるような、そんな命のリズムを、この曲はとらえているのだ。
2016年21冊目。
野球部のエースである徹夜。彼とは対照的でさえない、ピアノを弾く高校生の良一。そして重病を抱える直美。
ある日直美が良一にささやいた。「あたしと、心中しない?」
直美と出会ったことで、僕は本を読む気力をなくしてしまった。
本に書かれた世界よりも、直美がかかえている問題の方が、現実的で、深刻だったからだ。
命の鼓動だ、とぼくは思った。
単調で、変化がないからこそ、生きていると実感できるような、そんな命のリズムを、この曲はとらえているのだ。
2016年21冊目。