ハエがうざい。邪魔すぎる。絶滅してほしい。
アフリカはハエが多かった。
ハエは自分の中で絶滅してほしい虫ランキング2位。
1位は蚊。
なんでこいつら生きてるねん。そもそも毎日何してるんやろう?
と疑問に思ったので色々とハエに関して調べてみた。
ハエは何を食べて生きているのか
ハエの成虫の多くはエネルギー源として花の蜜や果物、アブラムシの排泄物(甘露)などから糖分を摂取するが、卵巣や精巣の成熟のための蛋白源として種によってさまざまな食物を摂取する。
蛋白源となる食物はヒトや家畜の涙・唾液・傷口からの浸出液といった体液、死肉・動物の糞・腐敗植物質といった動植物の死骸、花粉などである。
おお….
ハエは口から出した消化液で溶かしたものを舐めて食べる
一般的なハエの食事摂取法は口から出した消化液によって溶かしたものを舐め取るというものですから、既に消化済みの物や腐敗物というのは食べ易い物といえます。
また、ウジが成長しやすい環境は、柔らかく水分が多く、養分を消化・吸収しやすい事を考えると、腐った果物や動物の糞・死体が適していると考えられます。
当然これ等の、獣糞や腐敗物は人にとっては臭く感じますが、ハエの好きな匂いはアルコール類、揮発性脂肪酸類、エステル類、窒素化合物、硫黄化合物などです。
この、揮発性脂肪酸や窒素化合物、硫黄化合物は主に糞や蛋白質を含む腐敗物から発する臭いで、獣糞や腐敗物は人にとっては臭く感じますが、ハエにとっては最高に食欲をそそる良い臭いに感じるのでしょう。
不潔な害虫の代表とされるハエの成虫の体には、多くのバイ菌がついています。しかも食べることにどん欲で、クッキーでも、ごはんでも、ウンコでも…何でも見さかいなくなめまわし、ところかまわずバイ菌を含んだ排泄物(はいせつぶつ)を放出します。 そしてハエの幼虫は、動物の排泄物や死体、ゴミなども食べて育ちます。これらが、不潔な害虫の代表とされるゆえんです。
種類によって異なりますが、家庭の生ゴミや、畜舎や、くみとりトイレの便、腐敗(発酵)した果物や樹液・そこに育つ酵母を食べます。
ということは、ハエの口はウンコまみれ、汚物まみれということか…
その口で俺たち人間の料理を舐め回しているのか….
なんてこった。
ハエの一生
ハエは、卵 – 幼虫 – さなぎ – 成虫という成長段階を踏む完全変態の昆虫。
成虫の寿命は2ヶ月。
成虫になった5日後から産卵能力を得る。
一生のうちに10回ほど卵を産む。その数は1回で200個ほど。
産み付けられた卵からは半日〜3日で幼虫(ウジ虫)が生まれる。
4日〜10日で2回の脱皮を繰り返し、サナギになる。
4日〜10日ほどで成虫になる。
そういえば、「ハエのサナギ」ってみたことない。
ハエは飛翔能力が高い
飛翔能力は昆虫類の中でも非常に高い部類で、空間に完全に固定されたかのようなホバリングや、高速での急激な方向転換など、複雑で敏捷な飛翔をこなせるものが多い。
ハエはどこにでもくっつくことができる
足の先からベタベタの液をだして、それによってガラスまどや天井にピタリ!と、とまることができます。
ハエは触覚と足に嗅覚を持つ
ハエは触覚と足に臭いを感じる機能を持っている。
それらがハエを臭いものがあるところへと誘う。
ハエが両足を合わせてスリスリしているのは、その能力を研ぎ澄ますためにお手入れをしているのだ。
ハエはがん細胞を感知することができる
Webサイト「Scientific Reports」に発表された最新の研究報告によると、家庭の果物かごに群がる小さな昆虫キイロショウジョウバエが、実験科学の世界では大いに貢献しており、癌細胞を識別できるほどの鋭い嗅覚機能を有していることが分かった。
受容体神経で覆われたハエの触角は、濃度の著しく低い医学関連の匂いを認識することができる。
犬と違ってハエが嗅覚性探知生物として優れているのは、その反応が行動に見られるのではなく、生理的に観察できるという点だ。
ハエの触角が反応すると、その細胞の中にあるカルシウムが増加するので、これをカルシウムイメージング法という技術によって観測する。
蛍光センサーを用いて、カルシウムの増加部分を浮かび上がらせるのだ。また、ハエが出す“答え”は、犬と違ってトレーナーの影響を受けないため、将来的には嗅覚探知動物の代表になりうると期待されている。
ハエすげえ。
ハエも世界の役に立っている
- 動植物の遺体の分解者
- 農業害虫を食べる
- 農作物の受粉
「動植物の遺体の分解」という仕事がかなりでかいらしい。糞も分解する。
もしハエが絶滅すればそれを行うものがいなくなり大変なことになる。
ハエも世界の役に立ってるんやな!見直したわ!