十一歳のエネルギーは、十一歳のうちに使い切るからこそ価値を持って輝くのだ。
私たちがもっと大きくなり、分刻みにころころと変わる自分たちの機嫌に振りまわされることもなくなった頃…
多くの別離を経るごとに、人はその瞬間よりもむしろ遠い未来を見据えて別れを痛むようになる。
損得勘定は往々にして関係の末期を物語る。
めっちゃ分かる。
あの頃に読んでも分からなかったのかもしれない。
中学生、高校生の時代を描いた小説を読む度に、「本気出せばよかったな…」と感じる。後悔の念。
でもあの頃があるから今がある。反動。