たのしく、おもしろく生きるために脳を使う。
人間は、ベクトルが前や上に向いている人に好感を覚える
人と会話するとき、絶えずこちらから2人の会話を盛り上げるヒントを出すことに徹する。 そして2人で「場をつくる」。2人でいる場を何とかするための工夫をすることは楽しい。会っている意味があるし、仲良くなる。
脳は疲れない
脳は決して疲れない。疲れているのは身体なのである。 休息をとるときは、身体を休めながら脳をフル回転させるべし。
いろんなものを吸収して豊かな人になることと、頭をよく働かせることは、ひとつのこと
海馬は感情を司る扁桃体の隣にあり、密に連絡を取り合っている。 つまり、扁桃体を活性化すると海馬も活性化する。 つまり、感情を豊かにするということが、海馬を活性化させる。すなわち頭をよく働かせるということに繋がるのである。
やる気を司る側坐核
側坐核は刺激が来た時にのみ活動する。 つまり、ややる気が無いときでも無理矢理刺激を与える、すなわち「やり始める」しかない。
脳は外界に反応しながら変容する
これは脳とコンピュータとの決定的な違いである。 脳に可塑性が存在するという事実は、個人が潜在的な進化の可能性を秘めているということを意味する。
口に出した言葉が未来をつくる
脳は、ひとつのことを決めつけたがり、なおかつ安定化したがるもの。 つまり、自分があらかじめ言ったことに対して安定化しようとするのだ。
- 作者: 池谷裕二,糸井重里
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/06
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