【vol.048】脳をフル活用するための習慣

2016年11冊目。

脳は元来怠け者。そのその脳を動かすには?

人間はどこかで、会社なり学校なり、自分以外の誰かに動こされている環境を持っていいなければなりません。
何も強制されていない環境に置かれると、人間はいつの間にか、脳のより原始的な機能である感情系の要求に従って動くようになってしまいます。

その結果、生活リズムを失い、面倒なことを避ける湯尾になり、感情系の快ばかり求める生活になる。脳は基本的に怠け者であり、楽をしたがるようにできています。

朝、毎日同じ時間に起き、脳の活動リズムを整えることが重要。

脳のウォーミングアップには足、手、口を動かすのが効果的。
散歩、料理、会話など。

制限時間を設けて脳をフル回転させる

脳の基本回転数を上げるには、時間の制約が必要です。

距離と速さから時間を算出する式がありますが、それにたとえて言えば、距離は仕事の量や問題の量です。
何時までにこれだけの仕事をしなければならない、何個の問題を解かなければならないという状況が与えられていないと、速さである脳の基本回転数は上がりません。

時間の制約は、集中力が続くのは、長くて2時間。

集中力や頭の回転の速さは、それ自体を上げようと思っても上げられない。
しかし、時間と仕事の量を認識することは意識的にできる。その結果、集中力や頭の回転の速さが増す。

脳の整理能力を最大限に活かす

夜の勉強は中途半端に行う。
すると、 寝ている間に脳が整理能力を発揮し、朝起きると前日の夜に勉強したことが整理されている。

睡眠は疲労回復のためだけではなく、志向の整理を進ませるためにも重要。
夜は情報を蓄える時間に向いている。暗記など。考えをおおざっぱにまとめて寝るべし。

脳の基礎体力は日常の雑用を行うことで鍛えられる。

脳を鍛える際に特に重要なのが「前頭葉」

前頭葉が指令を出し続けられなくなった時、次に人間を動かすのは感情系の要求です。つまり、面倒なことはしたくない、楽をしたい、人任せにしたいという、脳のより原始的な欲求に従って動いてしまう。

結果的に、前頭葉の体力が落ちてくると、やればできるのにやらない人、自分を律して主体的に行動するよりも、人から命令されなければ動かない、感情系の要求に従ってダラダラ過ごす時間の長い人になってしまいます。

小学校、中学、高校のときからしっかりもので頭もいい(テストの点がいいという意味ではない)人は、こういう仕組みだったのか。学級委員長とかで頭もキレるタイプ。

小さな雑用を毎日積極的に片付けていると、その程度のことなら面倒臭いとは感じなくなってきます。同時に、イライラも抑えやすくなる。
これは脳の中で、感情系に対して思考系の支配力が強くなったことを意味しています。

 忙しい時ほど、身の回りのものを整理することを優先する。

身の回りの整理という物理的な整理を行い、思考の整理を行いやすくする。

メモと同じ。