アイデア系の本の元祖と言える本。
James Webb Young著「アイデアのつくり方」
わずか60ページ足らずのこの本。
アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない、ということである。
これはおそらくアイデア作成に関する最も大切な事実である。
アイデアは既存の要素の組み合わせ。
既存の要素を新しい1つの組み合わせに導く才能は、事物の関連性をみつけ出す才能に依存するところが大きい
事実と事実の間の関連性を探ろうとする心の習性がアイデア作成には最も大切なものとなるのである。
既存の要素から関連性を見つけ出すことが重要。
世界のすべてに興味を持つ。知ろうとする。
私がこれまでに知り合った真に優れた創造的広告マンはみんなきまって2つの顕著な特徴をもっている。
第一は、例えばエジプトの埋葬習慣からモダン・アートに至るまで、彼らが容易に興味を感じることのできないテーマはこの太陽の下には1つも存在しないということ。
人生の全ての面が彼には魅力的なのである。第二に彼らはあらゆる方面のどんな知識でもむさぼり食う人間であったこと。
広告マンはその点、牛と同じである。食べなければミルクは出ない。
1つの広告を構成するということはつまり私たちが住んでいるこの万華鏡世界に1つの新しいパターンを構成するということである。
このパターン製造機である心の中に貯えられる世界の要素が多くなればなるほど、新しい目のさめるような組み合わせ、即ちアイデアが生まれるチャンスもそれだけ多くなる。
大学の一般的教養科目の実用的な価値に疑問を抱いている広告科の学生諸君はこの辺のことをとくと考えていただきたい。
アイデアのつくり方の5つの段階
- データ(資料)を集める
- データを咀嚼する
- データを組み合わせる
- アイデアが誕生する
- アイデアをチェックする