【No,145】メモの魔力

読んでよかった。
めちゃくちゃおすすめの本です。

熱量高く最高の人生を生きよう。
そのための手段として「メモをとること」は超おすすめ!

2行でまとめるとこんな感じ。

前田氏のスタンスがすごく好き。
すごく共感させてもらった。
人を共感させることができる文章、生き方、さすがだなと感じた。
石原さとみと付き合えるのも納得。

具体的なノートの書き方まで紹介されています。


要点をまとめたものをYouTubeにもUPしました。
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読む目的

メモを活用できていない現状を打破するため。
よりよく生きるため。

要点まとめ

より良い人生を生きるために、メモをとるべし。

ファクトを書く→抽象化する(本質を考える)→アクションに転用する。
これが全て。

メモによって磨かれる5つのスキル
① 知的生産性が増す。
② 情報獲得の伝導率が増す。
③ 傾聴能力が増す。
④ 構造化能力が増す。
⑤ 言語化能力が増す。

読んで良かったこと、感じたこと

「自分のモチベーションの型がボトムアップ型であること」を再認識できた

モチベーションの型には大きく2つがある。
目標を設定し、その達成のために日々行動する「トップダウン型」。
熱中していること、目の前の面白そうなワクワクすることからやるのが「ボトムアップ型」。

トップダウン型の進め方だと、どうにもモチベーションが上がらないことは感じていた。ゴールが見えて、それをこなすだけのタスクと感じてしまい。ワクワクしないからである。

「目の前のワクワクすることをやりまくる」のが好きだとは認識していたが、本書で紹介されている「モチベーションの型」という考えを初めて知り、自分がまさにボトムアップ型であることを知ることができた。

また、「目の前のワクワクすることをやりまくる」。
このやり方でいいんだということを知れて安心した。これからも目の前のワクワクすることをガンガンやっていこう。

メモを取る量が圧倒的に不足していた&活用できていなかったことを認識できた

iPhoneやEvernoteにメモを取るが、見返す仕組みを作ることができていなかったのが今まで。

全てブログでアウトプットし、AKIOBLOGというノートに転載し、インターネット上で簡単にアクセスできる様にする。

自分は今から何をするか

ペンとノートを携帯し、1日1ページ以上メモをとる。

3ヶ月後には何をするか。どうなっていたいか。

メモを書き殴ることが習慣として身に付けていたい。

メモの魔力 メモ

これは単純な、「記録のためのメモ」です。
しかし、この作業は、極論すると、人間がこなすべきタスクではなく、ロボットにでもできます。むしろ、無機質な情報をただ記録するだけですから、コンピュータが最も得意とする領域でしょう。

しかし、僕らは人間です。「人間にしかできないこと」に集中するために、メモを活用していってほしいのです。
単純に起きたことや見聞きしたことだけを書き写すのではなく、新しいアイデアや付加価値を自ら生み出すことを強く意識して、メモを書き始めてみてください。世界が、全く変わって見えると思います。

それ以上に本質的で重要なことは、もっと根底にある姿勢の部分です。
何らかの目的を持って、日々、あらゆる情報に対して、毛穴むき出し状態でいられるかどうか。身の周りのあらゆる情報にアンテナを張り、そこから何らかの知的生産を行う意識を持てているかどうか。

この、 弛まぬ知的好奇心と、知的創造に対する貪欲なスタンスこそが、メモ魔として最も大切にすべき基本姿勢であり、この本に出会ってくださった皆さんにフォーマット以上に身につけてほしい素養です。

メモをする上で、この、「転用」という段階にまでたどり着くことは、強調してもし足りないほどに重要です。
単にメモを書くに留まらず気づきを抽象化することは必須ですが、抽象化で止まってしまうと、時に単なる「評論家」になってしまいます。
自分が世界を抽出した気づきから、きちんとアクションに「転用」することを通じて、自分の日々が、人生が、変わっていきます。
本当に人生を変えたいと願うのであれば、ノートの一番右側も忘れずに、なるべく意識的に埋めていくようにしましょう。

僕のメモ術のエッセンスは、シンプルに3点です。 ① インプットした「ファクト」をもとに、 ② 気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し、 ③ 自らのアクションに「転用」する。  この三つに尽きます。

「ファクト」を書きっぱなしにしておいては、そこからは何も生まれません。
必ず一度自分で書いた──少なからず「興味深い」と感じて、世界から自分が切り取った──ファクトをどこかで振り返ってそこからの気づきを「抽象化」する。
そして、アクションに「転用」する。シンプルですが、メモというフォーマットを通じてこのプロセスを自分の手に、そして脳に染み込ませることが、知的生産性を上げる上で非常に役に立ちます。
この魔力をひとたび身につけると、不思議なほど世界が違った場所に見えてくるでしょう。

例えば、僕は、人より本を速く読むことができます。
それは、「本の具体ではなく、抽象を読んでいるから」です。個別具体のエピソードではなくて、「抽象レベルでは何を言っているか」という観点で読む。
構造を読む、ということです。だから、速く読める。

重要度は、どのように決めるのか。
重要度を定義する前提として、ご自身のモチベーションの型が、トップダウンなのか、ボトムアップなのか、というのをわかっておく必要があります。

第三章でもご紹介した「トップダウン型」のアプローチが向いているのは、自分の最も大切な人生の軸が定まっている人です。例えば「自分はお金持ちになることが一番大切な価値観だ」と決めて、それが揺らがないような状態になれていると、トップダウン型で夢に向かっていけます。自分の人生の軸に沿った大きな夢から逆算してタスクを洗い出し、その夢の達成に向けて貢献度が高そうだと思われるタスクから順に、一つ一つ確実につぶしていけばいい。 「ボトムアップ型」のアプローチは、端的にいうと、「自分がワクワクする度合い」で重要度を決める人です。こういった人は、自分が一番血湧き肉躍る、ワクワクすることを選べばいい。

要は、目標、ゴールをきちっと決めて、そこから逆算して日々の行動を決めていくのが「トップダウン型」、目の前の面白そうなことに飛びつくことで日々の行動が決まっていくのが「ボトムアップ型」です。
トップダウン型なら…コンパス(価値観の軸)との関連度が重要度を決める。

ボトムアップ型なら…ワクワクするかどうか、が重要度を決める。
熱中しているものや、楽しいと思うことを反射的にやってしまう。堀江貴文さんの『多動力』よろしく、「楽しい順にやる」という生き方です。以前は、楽しいかどうかは特に関係なく、目標達成にどのくらい貢献度が高いかで優先順位を決めていましたが、だんだんと優先順位のものさしが変わってきたのです。  なぜ僕がボトムアップ型に寄ってきているか。それは、社会の変化を受けて、ボトムアップ型のほうが結果として多くの共感を集め、仲間を増やし、夢をかなえやすくなりつつあるからです。お金よりも心や共感といった人間の内面、内在的価値に重要性が置かれる価値経済が一つのあり方として台頭しつつある今、ドライに逆算でゴールを達成するだけでは人間味がなく、共感者を集めにくくなっている。僕は、一人では戦えないことを痛いほどわかっているので、仲間を集める意味で、そのとき自分のコンパスが指し示す方向に向かって、ワクワクし、熱中するようにしています。

一つは、エピソードを可能な限り「具体的に」話すことです。固有名詞や会話の内容を織り交ぜ、そのときの情景が聞き手にもありありと思い浮かぶように話すのです。具体的な情報のほうが、記憶に残ります。

二つ目は「 間」を恐れず使いこなすこと。  間はとても重要です。小泉進次郎さんや前アメリカ大統領のオバマ氏、ジャパネットたかたの 田明さんなど、卓越したスピーチ力を持つ人は皆共通して、間が絶妙なのです。重要なメッセージを伝える前に、質問をして、5秒、 10 秒と、その場に応じた適切な間を置く。「次の言葉、忘れたのかな?」と思われるくらい間を置く。このように、聴衆に深く考えさせたり、アテンションを惹きつけたりするに当たって、「間」ほど威力のあるツールはありません。

三つ目は、「間」の話とも通じるのですが、一方通行ではなくなるべく双方向、インタラクティブに話すことです。インタラクティブと言っても、目の前に大勢いたら、一人ひとりとはインタラクトできません。そのときは「心のインタラクション」をするのです。例えば「〇〇を知っていますか?」と質問を投げたあと、少し時間を置く。その間に聞くほうは「ん? 知らないな」とか「いや知ってるよ」と考える余裕ができます。間接的ではあるけれど一応一定のインタラクションが起きる。プレゼンを双方向にすることで、聴衆とプレゼンターの間に、人間らしい絆が生まれていきます。

勝負は、書くか書かないか。もはやこれは、テクニックの問題ではなく、自分の人生とどれだけ真剣に向き合うかという、「生き方」の問題なのです。

そんなことを記憶している脳のスペースがあったら、もっと意味のある別のことを覚えたり、新しいアイデアを生むことに使ったりしたい、という脳の使い方に対する貪欲な姿勢を持つことです。
また、未来において何がアイデアにつながるかも今は判断がつかないので、少しでも多くのアイデアの種をインプットしておくのです。
この飽くなき姿勢が、価値ある情報のインプットや抽象化、転用につながっていきます。

人生とは、イベントの積み重ねです。  スケジュールを、スケジュール帳以上に細かく見ていくと、例えば、「朝起きる→顔を洗う→歯を磨く→ 10 分間テレビを見る→軽くストレッチする→着替える……」など、非常に細かいイベントの連続によって成り立っています。これらのイベントを積み重ねるときには必ず何らかの尺度によって、意思決定が成されているはずですが、その尺度が、自分の人生の軸に関連・依拠していなくてはなりません。

例えば 10 分の時間を与えられたときに、TwitterやInstagramなどのSNSを見るのか。友達に電話をかけるのか。本を読むのか。PCを開くのか。ぼーっとするのか。この意思決定の向きは、本来、自身の価値観の軸、つまり人生のコンパスによって指し示されるべきだと思っています。

人生は「時間をどう使ったか」の結果でしかありません。ならば「時間をどう使うのか」というところで、自分の人生の勝算につながる選択をすべきです。すべては、これからのあなたの選択にかかっているし、その選択の前提となる人生の軸を自己分析によって得ていることは、大変な強みになります。

それは、「熱」です。  ふつふつと煮え滾って今にも爆発してしまいそうな、マグマのような熱です。これを根源に持っていれば、ただノウハウを知るだけではなくて、自ら生み出していくことができるようになります。ノウハウ本を読んだだけでは終わらず、抽象化したり、自分ごとにして、再生産できるようになります。その源にあるのは、やはり圧倒的な熱量です。「絶対この試験に受かりたい」「満点をとりたい」「この仕事につきたい」「この企画を、事業を立ち上げたい」といった、誰にも止められないような、内から湧き出てくる強い願望です。その意味で、やはり大切なのは、表層的なテクニックではなく、「なぜやるのか」「何のためにやるのか」という根っこの部分だと思っています。

自分は根底で何を願っているか、この自己理解が進むと、日々をただ漫然と過ごすのではなく、目の前の取るに足らない何かをアイデアに変えたり、夢の実現に前のめりに生きることができます。受け身で生きるのではなく、楽しみながら、自分からとりに行く。そういうスタンスを持つと人生は一気に楽しくなります。