【No,113】神・時間術

では、副交感神経を交感神経に切り替えるのにはどうすればいいのでしょうか。

それはとても簡単です。
交感神経優位の状態は、体温や心拍数の上がった状態なので、逆に、体温や心拍数を上げてやれば、自然に交感神経が優位になります。

つまり、朝にシャワーを浴びることで体温が上がりますが、身体の血流もよくなり、心拍数もアップします。

結果として、たった5分間のシャワーでも、浴び終える頃には、副交感神経から交感神経に、しっかり切り替わっているのです。

私は、1年365日、ほぼ毎日、朝シャワーを浴びます。
浴びない日は、まずありません。
もし浴びないとすると、午前中の執筆活動ができなくなります。
午前中の脳のゴールデンタイムを3時間まるごと失うことになります。

その時間損失は、あまりにも大きすぎます。
たった5分間のシャワーで、極めて質の高い3時間を得ることができるのです。

「人間は寝る前に考えた人間になる」という言葉がありますが、これは心理学的に正しいのです。

寝る前の人間は、「特別無条件同化暗示感受習性」という状態にあります。

寝る前に考えたことが、私たちの潜在意識の中に、そのまますっと入ってきやすい状態ということです。
普段は閉じている潜在意識の扉が、寝る前の時間帯は開くのです。

毎日同じ時間に眠って同じ時間に起きて同じ日課をこなすことが、最も脳のパフォーマンスを上げるのです

昼間のパフォーマンス最大化のために

  • ランチを外で食べることで、集中力をリセットする。
  • 日光を浴びてセロトニンを活性化させる
  • 仮眠をとる
  • 退社時間を決める

夜のパフォーマンス最大化のために

  • 運動後は朝に継ぐ第2のゴールデンタイム
  • 寝る前15分間で、記憶したいこと、なりたい姿、できたことなどを整理する